マッキントッシュのコート

初めに・・・
この「長持ちクラブ」はわたしが個人的に使用しているもの、あるいは使用した事がある物について記述するページです。
それが長持ちするかどうかは私の使用した実感、実際に物をどのくらい長く使用しているか、また使えそうかを勝手に判断するもので、それらを保証するものではありません。
しかしながら、少しでも物を長く使おうとされる方には多少は参考になるかも知れません。

では早速ですが、マッキントッシュのコートをなぜ最初の記事に選んだかと言うと、これが「高価なものが長持ちするとは限らない」ことを教えてくれたものだからです。

わたしは当時、お気に入りのマッキントッシュのコートをどこへでも着て行った、つまりヘビーローテーションで着倒したのだと言ってしまえばそれまでなのですが、それにしても寿命が短く費用対効果があまり高くはなかったことを皆様にお知らせせねばなりません。

そもそもマッキントッシュのコートってご存知でしょうか。

イギリス製の、綿素材にゴムびきをほどこしたそれは素敵なコートのブランド名です。
綿素材のコートですから、形はいわゆるトレンチコートで、ダブルもシングルもあると思います。
ゴムびきされており生地に通気性を期待することはできないので、脇の下あたりに金具をはめた通気穴がいくつか作られています。袖の部分をめくって見ると、その穴が確認できます。

それでは、私のマッキントッシュのコートがどうなったかをご説明いたします。

まず、ボタンがいすにひっかかりかぎ裂きになりました。
お店に持って行くと、「これはゴムびきで革製品と同じ扱いになるから縫い合わせる事ができない」と言われ、裏から当て布をすることにしました。

また、ゴムびきですので、クリーニングには出せませんでした。
受け取ってくれるところも探せばあるのかも知れませんが、私の家の近所ではありませんでした。
袖口や首のところが黒ずんできたので仕方なくお風呂場で水をかけて洗うと、コートと同じ色の水が滴り落ちました。
キレイだったコートの色は一回の洗浄で全体的に色あせてしまいました。

次に、袖口がやぶれてしまいました。
手元は人の視界に入りやすい部分です。
私はここで着続けるのをあきらめました。

(以上3〜4年の出来事)

ちなみにゴムびきで風や冷気を通さないという理屈はわかりますが、所詮は綿なので寒いです。

結論:マッキントッシュのコートは長持ちしません。
長持ちさせたければ、おしゃれ着と認識し毎日着てはなりません。

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