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記憶の捏造?

みなさんは、身に覚えはないが何故か記憶にある、というような経験がございますでしょうか?

心理学においていろいろな研究をするひとがいるようで、記憶の捏造についても実験したひとがいるそうです。

その実験では、お兄さんから”お前が小さいころ迷子になった”と言われて、”覚えていない”と一旦は答えた弟が、次に迷子になった経験について尋ねられると、迷子になった時の事を具体的に説明し始めたのだとか。

この実験、実はお兄さんが心理学の学生で、弟に言って聞かせたような迷子の経験はないというものだったそうです。

お兄さんという信頼のおける情報源に、それらしい情報を与えられた弟は迷子の記憶を勝手に作ってしまったというのです。

ちなみに、想像力が豊かなひとの方が記憶の捏造をしやすいそう。

内向的だと想像力も多少豊かのように思います。気をつけた方がいいかも?

脳をきたえる事はできるのだろうか〜記憶力編〜

記憶は短い間しか覚えていられない短期記憶と、長い間忘れない長期記憶とがあるのだとか。
情報は短期記憶として一旦保存され、重要だとか心に残ったと思われるようなものが長期記憶となるそうです。

内向型が脳に刺激を受けた時により多くの血流が流れるのは、脳の長期記憶に関わる場所という見方があるとのこと。

残念ながら参考書籍においてはむしろ、何でもかんでも長期記憶として保存してしまい物事を思い出すのに脳のどの引き出しに入れたかわからなくなるので、ときどき頭の中がまっ白になる現象が起こる、とあったので内向型は記憶力がいいとは断言しづらいようでした。

インターネット上の記事などによると、短期記憶ではすぐに忘れてしまうのでいかにして長期記憶として脳に保存してもらうかが記憶力をよくする工夫のしどころ、脳の鍛えどころなのだそう。
もともと長期記憶をよく利用する内向型は記憶力を鍛えるより、まっ白になることへの対策が先決のような気もします。

しかしながら、まっ白になることを脱するよりも、墓穴を掘るような余計なことを焦って言わないように心がけることがまず大事だと思います。

嫌なことを思い出してしまう

「あぁ、嫌だった!」「恥ずかしかった!!」というような嫌な出来事を突然思い出すことがあります。

内向型が外からの刺激を受けた際に、脳内でより多くの血流が確認できるところは長期記憶と関わりのある場所だそうです。

以前にも書いたとおり記憶についてはわからないことも多くあくまで仮説となりますが、内向型は長期記憶を日常的に使用する、つまりよく言われる”記憶の引き出し”をつねづね使っているので、そういうことが起こるのではないかと考えられます。

脳内の記憶をコントロールすることについてはいまだ解明されておらず、この嫌なことをふいに思い出してしまうことも、回避するのはむずかしいようです。

でも嫌なことと同じくらい、楽しかったこともふいに思い出すことがあるのでは?
思い出すということはそれだけこころに深く刻み込まれているということです。 アルバムをめくるように記憶とも付き合うほかないようです。

短期記憶と長期記憶

短期記憶と長期記憶ということばをご存知でしょうか。

短期記憶とは、短い時間覚えていられる記憶、長期記憶とは長い時間覚えていられる記憶のことを指します。

忘却のメカニズムはまだ解明されていおらず、このふたつについてより具体的な性質を示すのもむずかしいようなのですが、とりあえず覚えていられる時間が短いか長いか、という認識をお持ちいただければと思います。

なぜこんな話をするかと言うと、脳内を刺激がめぐるとき内向型は長期記憶に、外向型は短期記憶につながるような経路をたどるという記載を参考書籍の中に見つけたからです。

それは、内向型は記憶力がよくて、外向型は短時間ではあるがたくさんのことを覚えられて、といった単純なことではないようなのですが、内向型は人の名前を覚えるのが苦手というのと無関係とも思えません。

基本的には海馬と呼ばれる部分が、まず短期記憶として情報を受け取って、そのなかで印象深いとかこころに響いたとかいうものを長期記憶として保存するとされているそうです。

私は自分がそうなので、昔のことや好きなことについてやたらよく覚えている人は内向的だと思っています。
内向型のすべてのひとが、そうではないとも思います。
きっと性格によるものも大きいと思います。

内向的であることと、どういう記憶を持っているか、記憶をどう扱っているかはおそらく関係が深いと思います。

なぜ飲み会に行きたがらない

「飲み会のお誘いを断るのは罪なのか?」の補足です。

飲み会 = できれば行かずに済ませたい事柄

ということについて説明したいと思います。

内向型は刺激が多過ぎると疲れます。そういうわけで、刺激的なことをかならずしも”楽しい!”とは感じないのです。

飲み会では、ひとも多く静かに食事するなどありはしません。ひとりで静かに飲んだり食べたりしていると、誰かが気を遣って話しかけてくれるくらいです。

でも、内向する(考えたり、物事を感じ取ったりする)ことで元気が出る内向型にとって、話し続けることはエネルギー補給ができないということ。

エネルギーを大量に消費するような刺激的な環境に身を置きながら、それでいて元気を回復させる暇がない。

あぁ。

しかも、内向型は感情にうったえかけてくるような事柄や、自分にとても関わりの深い事以外を記憶しておくのが苦手らしく、誰かの家族のこと、趣味のこと、仕事のこと、個人的なことなど、そしてあげくお名前なんかを忘れてしまうことがある。
(決して興味がないわけではないのですが)

そうなると、話すだけでも”わたし今がんばっている!”状態なのに、まさかの忘却によってお隣の席の方々と気まずい雰囲気になってしまうこともある。エネルギーも人間関係もピンチに陥ってしまいがちなのです。

しかも中座ってよっぽどでないと許されない・・・なぜ・・・。
参加するからには、毒喰らわば皿までが飲み会ではないでしょうか。

というわけで内向型は”できれば飲み会には参加したくないな”とつい思ってしまうのです。