内向型は同時にいろいろなことをするのが苦手と言われているそうです。
実感として、いくつかのことを同時進行することは出来るので、そんなことはないだろうと思ったのですが、言い方を変えると確かに認めざるを得ない気もしてきました。
それは、”ひとつのことや自分がいま取り組んでいることで頭がいっぱいになってしまうと切り替えがなかなかできず、ほかのことを同時にすることがむずかしくなる”ということです。
確かに、そういう言い方をされると、「同時にいろいろなことをするのが苦手」となってしまうのかも。
内向型は同時にいろいろなことをするのが苦手と言われているそうです。
実感として、いくつかのことを同時進行することは出来るので、そんなことはないだろうと思ったのですが、言い方を変えると確かに認めざるを得ない気もしてきました。
それは、”ひとつのことや自分がいま取り組んでいることで頭がいっぱいになってしまうと切り替えがなかなかできず、ほかのことを同時にすることがむずかしくなる”ということです。
確かに、そういう言い方をされると、「同時にいろいろなことをするのが苦手」となってしまうのかも。
内向型は外からの刺激の影響を受けやすく疲労を感じやすい気質です。
疲労を感じるくらいですからちょっとした刺激も大きいものと感じてしまいます。外からの情報をすべてまともに受けることはむずかしいので取捨選択が必要です。
それが得意な方も中にはいるかとは思いますが、そうでないひともいる。
自分に関心のあることや、あらかじめ自分の考えをまとめたりする猶予があれば与えられた情報をうまくとりいれることも可能でしょう。でも前触れもなく与えられた未知の情報にはとまどうし、刺激が強すぎてまともに取得できなかったりもします。
また、おそらくこれはひとの話を聞くのが苦手という問題ともつながっていると思われます。
ちなみに、外向型は外からの情報をたくさん得ることが得意だということです。もしかしたら外向型の力を借りると、うまく情報を入手できるのかもしれません。
とある実験によると、ご褒美をあげて何かをさせた子供よりもご褒美をあげずに物事に取り組ませた子供の方が、その物事に対する関心や持続力が増すそう。
ご褒美をあげてしまうと、関心がすべてご褒美に持って行かれるのかも知れませんね。
ところで、内向型にとって一番のご褒美とは何でしょうか?
金銭の支給?宝飾品?旅行?グルメ?
確かにそれらも魅力的です。
ですが、本当にこころから欲しくなるご褒美は何の用事もないお休みが数日かも知れない。
外向的な方にそれを言うと、さみしい人とか疲れた人と思われるかも知れませんが、楽しみなんだから仕方がない。でも忙しさあってのありがたいお休み。
そう思って忙しい毎日を耐え抜く強さって一体いつになったら身につくのでしょうか・・・。
どういうわけか、内向型はメンタルが弱いひとと同一視されがちです。
しかし、メンタルが弱いことと内向型かどうかとは直接的に関係はありません。もしそういうことがあるとしたらメンタルの弱い内向型がそれを自覚しているということだと思います。
もしあなたがHSP(ハイリーセンシティブパーソン)だったとしても、メンタルが弱いとは限りません。多少敏感かも知れませんが、敏感であることによってメンタルが鍛えられるチャンスがひとより多いくらいだと思います。
内向的だからメンタルが弱くて不利ということは絶対にありません。
確かになかにはメンタルが弱いひともいます。でも外向型にもそういうひとはいます。
メンタルが強いと言い切れるわけではありませんが少なくとも弱いとは限らないので、むずかしい問題が起きても簡単にあきらめず立ち向かっていきたいものです。
内向型が外からのプレッシャーによわい理由をいくつかあげてみたいと思います。
・外からの刺激として大きなストレスと感じるから
・物事を計画的に運ぶことを好み、それをはばむ可能性のあるものだから
・同時にいくつもの物事をこなすのが苦手だから
どれもこれも原因になっていると考えられターゲットをひとつに絞れないので
「プレッシャーにつよくなる絶対的な方法」を見つけるのはとてもむずかしい
です。
ひとからプレッシャーを与えられて、イライラしたりどきどきしたり。
プレッシャーにはよわくても、ひととして能力が低いということにはなりません。
自分のペースなら、無理なく能力を発揮できるはず。
とりあえずプレッシャーによわいことを現実として受け止めましょう。
そしてできれば周囲にアピールしてみてください。”わたしはプレッシャーによわいですよ!”と。
面と向かって発言するのではなく、打ち震えながら、いっぱいいっぱいになりながらもやっている姿をお見せする、など・・・。
そうやって少しずつ自分のペースを獲得しましょう!
内向型は刺激が多過ぎるとくたくたに疲れてしまいます。
ですが、ひとは刺激がまったくないと元気をなくしてしまうものです。
ではその度合いをどうやって感知すればいいのでしょうか。
例えばテレビを見ていて、”あ、疲れそう”と思ったら即消す、ということをしてみてください。
その内容は潜在的なことも含めておそらくご自身にあまり興味のないものかと思います。
またお店などで、商品を見る為に店内を見渡すときのことを思い出してください。
”欲しいものないな””このお店のなかにいてもつまらないな”と感じたら基本的にはその場を離れますね。
この”あ、疲れそう”と”つまらないな”という感覚をまず覚えてください。
”あ、疲れそう”となったら、そこから受ける刺激をシャットダウン。
”つまらないな”となったら、それまでに考えたあらゆる情報を整理するなどの内向開始。
(”つまらない場所”について考える必要は全くなし。それとは関係のない自分の好きなことや気になることを)
興味のない情報を受け止め続けられるほど、内向型はタフではありません。
また”つまらない”状態を放っておくと確実に疲れてしまうので、頭を切り替えて好きなことを考えるようにしてください。
その通り100%やってのけるのは不自然でもあるし必要ないけれど・・・。
元気を維持したいここぞの時には試してみてください。
(でも、試験勉強のときは疲れそうでもつまらなくても頑張ってやってね。)
ここでお話しする”集中力”とは、ふと考える「もっと集中力があれば効率良く勉強できるのになぁ」とか、「ここ一番で集中できれば残業せずに済むのだが」とかの”集中力”ではなく、「あれ・・・(思考停止)・・・」のときに失われている”集中力”です。
内向的な方にはお心当たりがあるのではと思うのですが、内向型には放心状態に近い”集中力”の失い方をする時があります。
それは積み重なった何かのせいだと思うのですが、ショックな出来事や忙しさだけでなく、はっきりした心当たりなくなぜか突然陥ってしまうこともあるのです。
本人にすれば、気がつけば「あれ・・・(思考停止)・・・」となります。
脳内で何かが起こっているのは間違いないのですが、ここでは科学的な対処法ではなく考え方をご提案したいと思います。
「あれ・・・」になったら、もはやプランBを発動するしかありません。
勉強しようと思っていたけれどやめて眠る。早朝出勤を念頭に入れてとりあえず帰宅する。もしくはダラダラでもいいから仕事をして、その代わり何時には帰宅すると決める。お皿洗いはするが洗濯物は明日たたむことにする。
一時間前のはつらつとした自分にこだわってプランを変えずにいると、余計に能率も下がりますし、ミスをする可能性も高くなると思われます。
脳にはさからえません。「あれ・・・」になったら、ゆっくりよく考えて予定を変更してください。