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なぜこんなにも疲れるのか?

どんなことでも、気力さえあれば乗り越えられる。と思っても内向型は疲れやすいのでなかなか何に対しても乗り切るのはやっとのことです。

そんななかで、あれこれと星の数ほど悩みを持ちながら、でも究極的な悩みってこれに尽きる気がします。

すなわち、”疲れやすい”という悩みです。

いろいろ悩んではいても、こうすぐ疲れさえしなければ少しずつでも順調に解決していけそうなのに、と。

さて、その悩みについてはこのサイトでも繰り返し考えて行く予定なのですが、まずはなぜこんなにも疲れるのか?ということについて整理してみます。

とりあえず簡潔に言うと、

・刺激を受けた時に脳の血流が多くなり疲労を感じやすいから
・神経伝達物質の動き方が原因で、消耗してから回復するまでに時間がかかるから

だと思います。

私が読んだ本を私なりに解釈したので語弊があるかもわかりません。
しかし当たらずとも遠からずではある筈。

いずれにせよ内向型が疲れやすいのは体力がないからでも気力がないからでもなく、脳の性質によるものなのです。

それは努力でどうにかなるものではないけれど、いろんなあきらめがつく分、前向きになっていいことだと思います。

内向型が苦手なこと

内向的かどうかのテストを振り返って見てみると、内向的な人間が何に対して苦手意識を持っているか改めてわかるような気がします。

・ひとに合わせるような事
・体力を消耗するような刺激的な事
・プレッシャーのかかるような事

など。

いくつか考えられるこれらの共通点の中で、もっとも単純なのはそれが”外界からの刺激”であるという点です。

自分の内側に目を向ける事が自然な行為である内向型にとって、自分の外側に対処することはそれなりの努力を必要とする行為なのではないかと思います。

とは言え、少しも外向的なところのない人はいないらしいので、自分のなかの外向的な部分を頼りにそれらに対処していけばいいような気もします。

ですが、内向型は疲れやすいので一定の期間にできることはごく限られてきます。

でも苦手なことを得意なことに変える必要などありはしません。

自分の特性、自分の気質は変えようがないからです。

それよりもまずは自分が何を苦手としているかを具体的に把握し、また苦手なことにうまく対処できるようになるには時間と訓練が必要であると知ることが大切のように思います。

内向的なのかな?

”自分は本当に内向的なのか?”というのは判断の難しいところかも知れません。

というわけで、今更ながら簡単なテストを作成してみました。

では次の項目に当てはまるかどうか考えてみましょう。

(1)比較的たくさんの人と会うイベントはそれがどんなものでも気が重い。
(2)何事においても、物事の中断が必要となる頼まれごとは苦手だ。
(3)親しい友人や家族といて会話がなくても平気なときがある。
(4)時間に追われるなどすると必要以上にプレッシャーを感じてしまう。
(5)毎度の週末や連休は外出せず家にいてもいいと思う。
(6)健康体なのに疲れを感じやすく”体力がないのかも?”と思う事がある。

すべてに当てはまれば”内向型”と判断できるよう設問したつもりです。ですので、ひとつでも当てはまるのならば”内向性あり?”と思いながら、ご自身について考えてみてください。

では、外向型ってどんなのだ?

このサイトを見てくださっている、ということはもしかしてみなさんは内向的でしょうか?

では内向的というものがどういうものかある程度はわかっていらっしゃるかも知れません。

それでは、外向型ってどんなひとのことを指すのでしょう。

内向型は、”物事の関心が、他人にどう思われるかよりも自分の内面に向かうひと”で、外向型は”物事の関心が、他人からどう思われるかということにあるひと”

そう言われてみればそうかも。でも、この区別だけでは何だかはっきりしない気もします。

と言うよりそういう心理学的な物の考え方って、哲学的でむずかしい。

じゃあ、ほかにどんな考え方があるのか?

まず、内向的なひとは外からの刺激をたくさん受けたりすると疲れてしまいます。

長い外出や、たくさんのひととの出会い、新しい物事に対処するなど、など。

では外向的なひとってどういう時に疲れてしまうのでしょうか。

外向的なひとは、たとえば何も刺激のない部屋のなかに一人でいたりすると、だんだん元気がなくなってしまうらしいです。

内向型なら、多少は”つまらないな”と思っても、まあ何とか過ごせる環境だったとしても、外向型にとっては刺激がなさすぎて疲れてしまうというのです。

確かにあまりにも退屈だと、何もしていないのに、”疲れたな”と感じることってあるように思います。

その”退屈だな”から”疲れたな”になるレベル、内向型がまだそうはならないシチュエーションでも外向型はとっくのむかしにそのレベルに到達してしまっているということです。

わたしたち内向型が”何だか刺激が多過ぎて疲れたな”と思っている時に、外向型は”なんだかほどよい刺激で元気がわいてきたな”などど思っている、らしい。

人間の気質って本当に不思議です。

内向型は疲れやすい

内向型はとにかく疲れやすい。

なぜ疲れやすいかというと、ひとつの出来事からより多くの情報を得てしまう気質なので、それが原因で疲れてしまうらしいです。

またそれらの情報についていろいろと考えてしまうから、得た情報がまた一段と膨れ上がる。

それが、「情報過多」という状態です。

つまりある一定以上の情報に触れた際には必ず疲労を感じるのが内向型であり、また常に疲労の原因をかかえて過ごしているという事だと思います。

だから、新しい場所や、たくさんのひととの出会いはなんとなくうまくこなせないし、それにとても疲れてしまう。

もし疲労を感じたら、”あ、いま「情報過多」かも知れない”と意識して少し休む、集団から離れる、あるいはネットをやめる、読書を中断する、テレビを消す・・・などをすれば回復する可能性があると思います。

”あ、いま疲れてる”と思ったら、先週からあれしてこれしたからだ、と考える前にいま目の前にある多量の情報を一度シャットダウンすることを試してみてください。

意外とすぐに疲労感から解放される、かも。

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