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お酒がよわいのは内向的なせいなのか

内向型の脳が外からの刺激により影響を受けやすいのであれば、自分がすぐに酔っぱらうのも内向的なせいなのでは・・・、と思い調べてみました。

まずわかったのは、お酒に弱いかどうかと内向的かどうかとは無関係であること。

アルコールが体内にはいると、アセトアルデヒド、酢酸と順番に変化していき分解されるらしいのですが、そのアセトアルデヒドから酢酸のくだりでとある酵素が必要となり、その酵素を体質的に持っているかどうかが問題になるらしく、どうやら気質とその体質とは関係がないようでした。

ですが、どんなふうにお酒を飲んでいるかと気質とは、なんとなく関係があるように思います。

アルコールを飲むとドーパミンが出るのですが、このドーパミンのおかげでお酒を飲むと楽しいと感じるそうです。
外向型はドーパミンが出れば出るほど快感となり楽しみが増すらしいのですが、内向型はドーパミンの分泌が多過ぎると、時に疲れてしまいます。ちょうどいいドーパミンの量があるということです。

アルコールが脳にドーパミンを分泌させる経路と、内向型が通常刺激を受けた際にめぐる経路はちがっているため、その関係性を明らかにすることはむずかしくわからなかったのですが、知人の様子を思い返してみると内向型はいわゆる静かなお酒を好む傾向にはある気がします。

また、お酒を飲んで静かになるひとも、もしかしたらドーパミンの分泌にアルコールの分解が追いつかず、どんどん消耗してしまった内向型かも知れません。

お酒の好きな楽しげなひとを見るとうらやましいのですが、たとえお酒が飲めたとしてもどんちゃん騒いだりしないのか私、と思うと何だか不思議です。みなさんはいかがですか?

よいっぱりなのは内向的なせい?

よいっぱりとは、夜は元気だけど朝はよわいひと、という意味です。

内向型は睡眠障害を引き起こしやすい気質だそうです。

睡眠障害とは、不眠や過眠など生活や健康に支障が出るような睡眠にまつわる障害のことです。

たしかに、内向型は外からの刺激に敏感なのですぐ興奮してしまい、夜に眠れないなどということがあると一気に体内時計は狂います。

また、内向型の性質として疲労を回復させるのに時間がかかるというものもあるので、過眠になりがちだったとしてもうなづけます。

もしあなたがよいっぱりの朝寝坊なら、内向的であることが原因かも知れません。

理想を言えば、日々のストレスにうまく対処できていると、夜ぐっすり眠れて、朝も早く目ざめます。(言うのは簡単)

あなたがHSP(ハイリーセンシティブパーソン。こちらの記事参照)ならば、カフェインを避けることで不眠のリスクを避けることもできるようです。

余計なことですが、よいっぱりって作家さんみたいでちょっとかっこいいですよね。でも早起きは三文の得とも言います。一回早起きして味をしめてみれば生活が変わるかも?

ストレス = 嫌なこと じゃないらしい

内向型は外からの刺激(広い意味でのストレス)の影響を脳に受けやすい気質です。

ストレスは嫌なことからしか受けない、と思って生活していると、思いがけずストレスからくる症状にさいなまれることがあります。

嫌なことがあって、”あぁストレスだなぁ”と思ったとして、それはとてもわかりやすいストレス状態。

でも、楽しいとか、うれしいとか、そういうことでも自分にちょうどいいストレス状態を超えてしまうことがあるのです。

ストレスは、興奮状態、疲労感、倦怠感、うつ状態、など出る症状にも段階があります。

疲労感、倦怠感、うつなどは、「嫌なこと」から受けたストレスかも知れませんが、興奮状態は楽しくても、うれしくても起こります。

興奮しても元気でいられれば問題はないのですが、夜に眠れなかったり、食欲がなくなっていたり、意外とからだにも影響は出ます。

ちなみに、個人的な考察によると身体を動かすと興奮状態に対処するストレス解消になります。
(科学的な根拠はわかりません。すみません)

楽しくって、うれしくって、でもそれがストレスだなんて・・・。

脳って本当に不思議でむずかしい。