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恐怖の飲み会

もうすぐ春なので、歓迎会などに恐怖している方もいらっしゃるかと思います。

飲み会などで内向型が陥りがちなことは、

・雰囲気に圧倒されて消耗してしまう
・居心地が悪いのでつい挙動不審になる
・会話が続かず、変な話をしてしまう
・帰りたいと心から願ってしまう

などなどいろいろあるかと思います。

飲み会は慣れるまでは本当に嫌ですが、回を重ねれば慣れます。ですが、慣れるまでは本当に大変です。
慣れるまでに気をつけたいこととしては、

・飲みすぎない
・しゃべりすぎない
・”みんなも早く帰りたいけど頑張っている”と思うようにする

がおすすめです。

飛躍かも知れませんが、悩み事や克服したいと持っていることがあるなら、直接は関係のない嫌なことでもした方がいいです。そういう方は頑張って、飲み会に参加してみましょう!

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言い訳を使おう

内向型は外からの刺激をうけて疲れやすいので、疲労回復させるために黙ったり目を閉じたりすることも時に必要となります。けれど、誰かと一緒にいて”疲れたな”と感じても、会話を途切れさせたり目をつむったりしている場合じゃないときはあります。

そういうときはあらかじめ言い訳を用意しておくといいかも知れません。

内向的だから疲れています!という話をすると、相手に理解してもらうハードルを自分からあげる羽目になり、結局うまく説明できず余計に窮地へと追い込まれてしまいます。

共感されやすい、季節の変わり目や気温のせいにする。残業や試験、家族の用事などとからめて理由付けをする。

そうすれば詳しい説明も必要でなくなるし、相手に”わたしといてもつまらないのかしら?”と思われなくて済みます。
あとはいつも疲れているという印象を与えなさそうな頻度でその言い訳を使えば、完璧かも。

ひとり言がとまらない

自分のこころの中にあることを外に出すと、心理的に楽になるのだとか。
それが理由なのかどうかはわかりませんが内向型はひとり言が多い気がします。

内向型が脳に刺激を受けた時に活発に動く経路には「ブローカ野」が含まれているそうです。「ブローカ野」とは発話に関係する脳の部分で、発言することなく頭の中だけでいろいろとことばをめぐらせるのはそのせいと考えられます。

脳に刺激を受けた際にその刺激がいちいち「ブローカ野」を通るからひとり言が多いのかどうか、はっきりわかる資料は見つけられませんでした。けれど個人の感覚としては刺激をどう受け止めたかということを頭の中だけにとどめておくことができず、外に漏れ出てしまうためではないかという気がします。

ひとり言が多いと周囲にも迷惑ではないかと考えることもありますが、一応気にはしているということで許してほしいと思います。

情報量が多くて疲れるって結局何なのか

内向型は外からの刺激の影響をうけやすい気質です。

ですから受け止める情報量が多いような刺激的な場所だと疲れやすくなります。 たとえば、ひとがたくさん集まる場所やたくさんの新しいもののある場所など。

ですが、内向型だからといっていつも人酔いして出歩くのが苦痛とは限らないし、新しいものでも自分にとって関心のたかいものであれば割と平気だったりします。

では、疲れてしまうような情報量の多さとは一体どういうことなのでしょうか。

それは自分にとってはじめてのこと。はじめて出会う人や、今まで考えたことのないもの。特に関心を持っていなかったもの、あるいは今まで余裕がなくて後まわしにしてきたけれどいよいよ考えなければいけない問題など。そういうものではないでしょうか。

はじめて知るような刺激的な事柄に対しては緊張もするし、くらくらするときすらあります。慣れるとなんでもないことでもはじめはすごく疲れる。

疲れるから嫌だなぁと思っていても、慣れたらなんでもないことなんて意外にたくさんあるのかもしれません。

ひととの距離感

ひととの距離感をつかむことは本当に難しいです。
それは内向型も外向型も同じです。

まずひととの距離感がわからなければ、失礼にあたっていないかどうかから意識して行動してみてください。
自分が相手にとって魅力的にうつるかどうかは後回しです。

ひととの距離を縮めたいと思うなら、それは信頼を得たいということです。信頼を得るために、相手のことを考える必要があります。相手が”これ以上踏み込んでほしくない”と感じている領域をできるだけ敏感に感じ取りその通りにすることが大事です。

相手のことば、表情、行動パターンなどをよく観察して、自分ならどんな時にそうするのかな?と考えて判断しましょう。相手だけでなく周囲の反応もその判断に役立ちます。

内向型は得た情報についてちゃんと考えられる気質です。だから人付き合いが苦手というのはいろんな先入観によるもので、やってみると案外うまくやれるのでは。

聞いてなかった!

複数人数の食事会に参加して、隣の席の方が「いま何の話?」と2回以上聞いてこられたとしたら、”このひとは内向的かもしれない”と思ってしまいます。

・たくさんひとが集まる場所は刺激的でいるだけで疲れてしまう。
・いろんな話題をつぎつぎ出されても情報量が多すぎて全部は聞けない。

基本的には内向型のそういう性質のためかと思われます。

そこにいるだけで消耗して集中力が落ちがちなのに、それでもなおひとの話を聞くのは大変です。また、聞いた話について考えをまとめている間に話題が変わったりしてしまうものです。

とは言え、ひとの話を聞いていないことに対し開き直るつもりはありません。

もし指摘されたら正直に認めて率直に謝り、できれば勇気をもって聞き直しましょう!

疲れに効く対処法

内向型は外からの刺激をうけて疲労を感じやすい気質です。

でも疲れたからといっていつでも休めるわけではないし、刺激によって興奮状態になると眠れないということにもなりえます。

そういうときどうすれば良いのか。

刺激により疲れたと感じるのであれば、刺激をシャットダウンすればいいのです。

話すのをやめる、目をつむる、伏し目がちにする。
テレビを消す、ネットをやめる、携帯やスマホを手放す。

考え事をするフリをするなどしてひとに悟られない程度に放心する、という手もあります。

あまりあからさまに休息をとっていると、「大丈夫ですか?」と聞かれて休息を中断せざるをえなくなってしまいます。せっかく心配してくれたひとにも申し訳ないし、心配されないようにできれば休息したいものです。

応急処置ですが、効果的だと思います。

いや、ちょっと待てよ・・・

前回、考えるのが好きだからって真面目だとは限らないという記事を書いたのですが、人生楽しんで何がわるい!と思い直したのでこれを書いています。

人生の楽しみは、お酒、あらゆる遊び、豪華なものや華麗なものというイメージがありますが、それだけじゃない。

内向型にも自己主張のつよいひとは存在すると思うのですが、それらに匹敵する人生の楽しみを主張してイメージを覆すには至っていないようです。

すなわち、考えること。これ以上の楽しいことがありましょうか!

快楽主義と言われたら、じゃあその豪華で華麗な楽しみを捨て去ってみてよと言いましょう!

単なる快楽主義?

考えることが好きだと、とても真面目で誠実なイメージを持ってしまうのですが、内向型は考えたりすることで脳が快感を覚えることもどうやらありそうなため、真面目でも誠実でもなく単に自分の楽しみを繰り返しているだけである可能性もいなめません。

しかも、考えている内容がどうでもいい内容だったり、まったく不真面目な場合もあるわけです。

考えること自体が真面目な行いとするならば、内向型はおしなべて真面目でしょうが、考えるべき焦点がずれていたりすることもありますし、あまり自分のことを真面目と過信するのはちょっと不安です。

真面目と思われているなら、あえて否定する必要もない気はするけれど・・・。
「考える=真面目」の構図をいちど断ち切ると、ちがう自分が見えてくるかも。

想像だけでものを言うべからず

そうでないひとがいるのはわかっているつもりなのですが、内向型のなかにはやたら想像力やら妄想する力のつよい人が確かにいます。

想像力(イマジネーション)などと言いながら、単なる妄想であることも多いのでどこからどこまでが現実なのかわからなくなるなどわりと厄介です。

そこで提案なのですが、”想像だけでものを言わない”というルールをもうけてはいかがでしょうか。

もしくは”これは妄想なんだけど”という言葉を必ず使って発言する。

なぜそんなことを提案するかと言うと、友人や知人と話している範囲であれば問題がないにしろ、仕事などにおいてそれをすると周囲に混乱をまねいたりそれが原因でひとに迷惑がかかるということが起きるからです。

行ったことのない土地について、見たことのないものについて、会ったことのないひとについては”これは私の妄想なんだけど”とちゃんと言う。さも、行ったことがあるかのように、見たことあるかのように、会ったことがあるかのように、それらを断言しない。

自分が思っている以上に、無責任な行為です!がんばって自粛しましょう!!