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学校や職場で工夫したいこと

どんな環境でも、物怖じせずにチャレンジすることは大事です。
ですが内向的な自分は簡単に変えられるものではありません。
だから、今いる環境でまず十分に実力を発揮するために工夫することが大切です。

内向型は、

・疲れやすい
・考えてから発言するので無関心や無表情ととられやすい
・同時に色々なことを考えたりしてしまうのでコミュニケーションがとりづらい

などが考えられるので、

・自分のペースで動けるようこまめに休息する
・自分に考えがあること、でもまとまっていないことをまずきちんと周囲に伝える
・”順番に処理します”など、頼まれごとをしたときの決まり文句を作っておく

といったようなことを対処法として順番に試し、うまくいったものを実行することが大事です。

自分の気質を踏まえた言動と、それを他人がどう受け止めるかを交互に考えるといいと思います。

るんるん電話

みなさん電話はお好きでしょうか?

インターネットが普及して人間関係もそう単純とは限らなくなっていると思うのですが、目の前に相手がいないのに意思疎通をはかることのできる電話は昔ながらのツールの一つです。

で、このツールで問題となりそうなのが普段あまり社交的とは言えない内向型がおしゃべりしないわけにいかないこの電話を果たしてうまく使いこなせるのか?ということです。

仕事のことで言うと電話を取るのが苦手というひともいると思います。若い方であれば仕事以外で電話を使うことがあまりないからという理由をお持ちかもしれません。

電話をうまく使いこなすコツは、定型文をたくさん使用することです。

お待たせいたしました。
失礼いたしました。
(答えられないなら早々に)折り返し電話いたします。

電話は慣れです。社交技術など必要ありません。
また電話が苦手であればこちらからの発信はFAXかメール、書面にしてしまえばいいのです。
(時と場合によっては電話のほうがいいこともあるので、周囲に相談してみてください)

友だちって必要なのか?

ひとりが好きだと、友人との付き合いがおっくうになることもあります。
突然のお誘いをどう断ろうか悩んだり、友人の趣味に付き合うのが大変だったり。

でも自分で自分のことをすべてわかっているのではないとしたら、その悩みや大変さは絶対のものではなくなるかも知れません。

心理学には内向型の対として外向型があるという考えがあり、ひとはこの2対の間のどこかに位置すると考えます。まったく外向的なところないひと、まったく内向的なところのないひとはいないと言えます。

となると、内向型だからひきこもる、外向型だから出ずっぱりというのでは本来とは違う偏った性格になってしまうということになります。

自分と違う他人(=友だち)と付き合うことは、そういう自分のいろんな面を育てることにつながります。
必要ない、面倒臭いと思ってもがんばってつきあうことで自分の成長にもつながるのではないでしょうか。

ひとりで何してる?

強迫観念と言うとかなりおおげさになってしまいますが、なぜかひとりでいることに抵抗や罪悪感を持ってしまうことがひとにはあるようです。

とは言うものの、ひとりで何かすることに不自然さを感じない内向型もたくさんいるのではないでしょうか。

ではみんなひとりをどう過ごすのか?

まず定番のひとりで食事しているとき。
どのおかずから先に手をつければ一番気分良くおいしく食べられるだとか、これにはどんな調味料が使ってあるとか、あんまりおいしくない、すごくおいしいなどなど。頭の中は結構いそがしい。

次にひとりの休日。
ブログの記事書きだめ、動画見たり漫画読んだり、勉強する、手間のかかる料理をする、洗濯、掃除、昼寝。

ひとと会う予定もないのに、忙しくしていられるのは内向型の特技かもしれません。

ラブ ミー!

みなさんは「愛される」ということについて考えられたことはあるでしょうか。

内向型だから愛されない!というのがあるとすればそれは残念ながら誤解で、むしろ内向型だから愛されるということは十分にあり得ます。

愛される努力ができるかどうか、愛されたいと発信できるかどうか、相手にどうにかして”愛してるよ!”と伝えられるかどうかが大切かと思われます。

これは恋愛だけの話ではなく、学校、職場、家族、友人にも共通して言えることです。

たとえば自分がいいなと思うひとを観察してみて、みんなが必要とする情報は何か?感じがいいと思うような言動や服装とはどんなものか?を知ろうとし、それを心がける。ひとが嫌がることはしないし、言わない。こういうことは簡単に思えて案外むずかしいものです。(ただし観察したひとを丸まま真似するとストーカーのようになってしまうので気をつけて下さい)

失敗は当然あります。また、自分がその行為についてどう考え感じるのか?との兼ね合いも大事です。自分を見失ってまで”愛される”ことを追求した場合に、その人がどうなってしまうのか管理人にもわかりません。すみません。

自分のこころに耳を傾けすぎる

誰かとおしゃべりすると、頭の中がフル回転しているのを感じるときがあります。
ちゃんと順序立ててしゃべれているか、自分が言いたいことは何なのかなど。

おしゃべりは基本的にひとりではできないので、それに対する反応が必ずあります。あいづちや受け答え、質問や反対意見、またその表情です。

それにもかかわらず自分の考えや言いたいことで頭がいっぱいになって聞けなかったり見逃したりしてしまう。

内向型は敏感だそうなので、相手のところどころの発言や反応でおおよその見当はつくとお思いになられるかも知れません。だけど、自分の言いたいことや知りたいことはとりあえず置いておいて相手の話や反応に集中することも大事です。

もしもうまくコミュニケーションをとりづらいと考えられるなら、そういったことを意識してみてはいかがでしょうか。

ひとりでなぜいけない?

内向型はみんなでわいわい騒いでも楽しいと感じないことがあるので、いっそひとりのほうが気楽でいいや、と思ってしまう時があります。だけどなんとなく、世間からいけないことのように扱われることもあり、心苦しさもないわけではありません。

ひとりでいても楽しいし、でもひとりでは寂しい時も当然ある。
そういう自分がどう思うかは置いておいて、なぜひとりでいないほうがいいのか?をあえて考えてみました。

・悪目立ちしてしまう
・周りのグループに気を遣わせてしまう
・旅先や夜は危険な目にあう確率が上がる
・奇異な行為を指摘してくれる人が側にいない

いろんな価値観のひとがいるので、そういう方々のことを考えたほうがいいということになろうかと思います。
我々が”団体旅行とか信じられない!”と思っているのと同じように、”一人旅なんてどこが楽しいの!?”と思っている方々がいるのです。

好かれてないのかな?と思ったら

内向的ということは、他人にあまりいい印象を与えないかも知れません。極端なことを言うと、「このひとはあまり感じのいいひとじゃないな」と思われたら「内向的なのかもな」と続けざまに思われてしまう可能性すらあるということです。

では、いま”自分は好かれていないかも知れない”問題があるとして、それは本当に内向的なせいなのか。

内向型は外からの刺激の影響をうけやすく疲れやすい気質で、より敏感である可能性もあるのだとか。

そういう内向型の性質について考えてみると、内向型であることが直接の原因で”好かれない”とは考えにくいでしょう。

確かに内面に関心を持ちがちとも言えますが、自分の内面に限らず考えるのが好き、というほうがより内向型の性質として当てはまる気がします。

内向的だからということを問題にするよりも、他人の気持ちに関心を払えているかどうか、というように焦点をしぼったほうが問題に対処しやすいのではないでしょうか。

脳をきたえる事はできるのだろうか〜記憶力編〜

記憶は短い間しか覚えていられない短期記憶と、長い間忘れない長期記憶とがあるのだとか。
情報は短期記憶として一旦保存され、重要だとか心に残ったと思われるようなものが長期記憶となるそうです。

内向型が脳に刺激を受けた時により多くの血流が流れるのは、脳の長期記憶に関わる場所という見方があるとのこと。

残念ながら参考書籍においてはむしろ、何でもかんでも長期記憶として保存してしまい物事を思い出すのに脳のどの引き出しに入れたかわからなくなるので、ときどき頭の中がまっ白になる現象が起こる、とあったので内向型は記憶力がいいとは断言しづらいようでした。

インターネット上の記事などによると、短期記憶ではすぐに忘れてしまうのでいかにして長期記憶として脳に保存してもらうかが記憶力をよくする工夫のしどころ、脳の鍛えどころなのだそう。
もともと長期記憶をよく利用する内向型は記憶力を鍛えるより、まっ白になることへの対策が先決のような気もします。

しかしながら、まっ白になることを脱するよりも、墓穴を掘るような余計なことを焦って言わないように心がけることがまず大事だと思います。

外向型の代わりに考える

内向型は考えるのが好きです。
それはものを考えることで快感をえやすい気質だからだと思います。

それに対し外向型は考えるのが苦手とする可能性があるようです。外から情報を得ることを得意とするため、ひとりでじっと考えるよりもいろんなことに触れたり経験したほうが有意義と感じるのかも知れません。

そういう外向型の気持ちは想像の域を出ませんが、もし考えた方がよさそうな場面があれば外向型の代わりに内向型が考えをまとめたりできるのでは、などと思ってしまいます。

外向型のひとが内向型である我々に見た目のことやいろいろな遊び、世の中のことなどを教えてくれたりするのと同様に、自分が考えたことや感じたことを外向型に教えてあげるともしかしたら役に立つかも。