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ありのままで

気のせいかも知れませんが、ありのままの自分でいると周りのウケがあまりよくないように感じることがあります。

それは自分の価値観と周りのひとが持つ価値観とのあいだに生じるギャップが原因のひとつと考えられます。

ありのまま、つまり自分らしくいることができればエネルギーを一番効率よく使うことができると私は思っています。
疲れやすくエネルギーが枯渇しがちな内向型にとってこれほどありがたいことはありません。

また疲れやすいがために、やむを得ず”ありのまま”に近い状態で周りと接していることもあります。
ありのままでいることは、ある意味やむを得ないんだけれど、みんなと価値観を共有できていないことは時にかなしい。

ありのまま、をすこしだけ封印するように意識してみてはどうでしょう。

私の場合は・・・、

(おしゃべりなので)自分だけが面白いと思っているかも知れない話しはしない。
(早口なので)相手の目を見てゆっくりと話す。
(せっかちなので)ひとに聞かず、どんなことでも自分ひとりで調べてたしかめる。

ありのまま、が他人に対して失礼な態度であるという考え方もあります。
封印をつづけると、ある日突然周囲のひとと距離が近くなっているような気分になれます。
やってみるとむずかしいけれど、もし私と同じ悩みをお持ちならぜひ試してみてください。

SNSとのお付き合い

SNS(ソーシャルネットワークサービス)とは、facebookなどインターネット上での主に社交を目的として展開されているサービスです。

SNSでは社交は写真や文章でされますから、リアルよりいくぶんか気楽です。よく考えたりゆっくり吟味しながら反応したり返答したりすることが出来るからです。

しかしながら、ただでさえ頭の中で散らかりがちな人付き合いがさらに煩雑になってしまうことも予想されます。

ついでに言うとこの”予想される”煩雑さは内向型にとってかんたんに想像がついてしまうため、そもそも「やらない」という結論に早々といたることもよくある話しだと思います。

自分に合うSNSを探して見つけるのが理想ですが、いずれにせよ①とりあえずアカウント取得(登録をする)②少なくとも数回は投稿をして様子を見る③ひとの投稿もちゃんとチェックする④疲れたら即やめる という必要があると思います。

楽観的な発想ではありますが、リアルの練習場にしてもいいと思います。こういう投稿をして、みんながどんな反応をするだろう?と様子を見るなど。でも、③において自分の価値観と合わないと感じたら即④です。

内向的であるがためにSNSの利用をためらっているならば、①とりあえずアカウント取得(登録をする)してみてください。
最初に登録したサービスで、とはならないかも知れませんが、そのうちSNSの楽しい使い方がおわかりになると思います。

逃げられない!!

体力はさておいて気力で乗り切るというシチュエーションがあります。
すでに疲れている、もしくは状況判断して何だかすごく疲れそうと思っても、どうしても逃げられない。

そういうときは気力で乗り切るしかありません。
そうなったらどうしたらいいのか。

基本的には「毒くらわば皿まで」の精神で行くしかないのですが、大変なのはその時よりその後です。

なぜなら内向型は、

・外部からの刺激に対して疲れやすい
・疲労を回復しづらい
・感情にうったえかけるような記憶を持ちやすい

と考えられるため、周りが思う以上にすごく疲れる、いつまでも疲労している、嫌だったのに忘れられずいつまでもそれについて考えてしまう、ということが起こりうるからです。

ストレス過多になると健康を害するリスクも高まるので、できれば都度解消するのが理想的です。
または、そもそもそんなシチュエーションにならないよう入念に準備しておくか。

でもコントロールできない状況に身をおいてこそ、精神的に強くなる手がかりをつかむものだとも思います。
逃げずに対処して、あとでストレスをコントロールをする方が、自分の欲しいものを手に入れられる近道かも知れません。

パニック!

何かのハプニングや思いがけないことなどが起きてしまったらみなさんはどうしますか?

内向型は、何かそういうパニックに陥るような事柄に遭遇すると、とりあえず起こったことを吟味しようとするのですぐ行動には移さないそうです。

おそらくそれは程度によるもので、よっぽどの事が起きていない限りはいくら内向型とは言え何らかの対処(行動)はしていると思うのですが、外向型の方と比べると行動はゆっくりかもわかりません。

しかしながらそうなると、内向型は端から見ればパニックとは縁遠く冷静沈着に見えるだろうと考えられます。
そしてあろうことか自分自身もだまされてしまう気がします。

自分の行動を振り返ってみてはじめて、「あぁ、パニックだったな」と思うことはありませんか。

何かが起こったら、「自分がいまパニック状態にあるかどうか」をまず意識してみてください。パニック対処を、よりスマートにこなせる筈です。

そして、”冷静沈着に見える人”に心当たりのある方。
その人はただ内向的なだけでひそかにパニックかも知れないので、そっと見守るか手をさし延べてあげてください。

飲み会のお誘いを断るのは罪なのか

飲み会。

飲めない人が含まれていても、飲み会。食事会。とにかく、ひとびとが集まって食事したりお酒を飲んだりする会。

新年会、送別会、歓迎会、慰労会、打ち上げ、懇親会、親睦会、忘年会。

とにかく、そういう会。

友人や家族以外の人と交流を持つことは意味のあることだし、学校や職場の仲間ならなおさら重要に感じられます。

また、他人の考えにダイレクトに触れられるチャンス、しかも受け身で自然発生的ないいチャンスです。

でも、人がたくさんいて、かならずしも気の置けないひとばかりではないそういう会に参加するのは、決して気軽ではありません。

では、断ってもいいのか?

結論は「いい!」

しかし、条件があります。

会をするには準備が必要で、忙しい勉強や仕事の合間にスケジュールを組んだりお店を探して予約したり、段取りを考えたり、そういう事をしてくれるひとがいることを知っておくべきです。そのひとは自分が企画した会に一人でも多くの人が参加してくれることを望んでいます。

そのひとに申し訳ないと思う気持ちと、そういう会に参加して例えば翌日の行動に影響が出てしまいそうなほどの疲労が予想されるだとか、そういうことを天秤にかけて判断しなければなりません。

相手を傷つけない程度に「用事がある」などとわかりやすい言い訳を思い切って使ってもいいですし、ただ「参加できません」と言ってもいいです。無理に理由を作ったり、ましてや”内向的でそういう会はとても疲れるから”などと説明する必要はありません。たいてい”何か事情があって行くことが出来ないんだな”と思ってもらえます。

毎回お断りもなしです!とってもしんどいのはわかるけれど、何か悩みがあるなら思いがけないところにヒントはあるものです。

そのヒントを見つけるのは、もしかしたら「飲み会」で、かも知れないですよ!

「なぜ飲み会に行きたがらない」の記事はこちら