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身辺整理したほうがいい?

社交的でない、人見知り、口べた。

これらは内向型を説明する際によくみかけることばです。
100%そうとは限らないのですが、内向的であるがゆえの”心当たり”も確かにあります。

内向型は刺激的なことに対する感受性が強く、疲れてしまいやすい気質です。
他人とのふれあいがいかに刺激的であるかを思えば、”そういう面もあるかも”と思わざるをえないというわけです。

では、そんな疲労をまねくお付き合いは最小限にとどめた方がよいのでしょうか。

正直に言うと部屋にこもって一人で好きなことをしている時間は何ものにもかえがたく、それをより重要視するなら交友関係は広くない方がいいかも知れません。でも身辺整理はさすがにちょっと・・・。

もし人付き合いを大変だと思っていても、自分のペースで出来るとしたらずいぶんと気楽になるはずです。たとえば疲れたら黙る、一時的にひとりになる、お誘いの3回に1回はパスする、と言ったルールを設けて工夫してみるなど。

当然のことではありますが、交友関係を意図的にせまくするよりもこういう工夫をするほうが気の合うひとを見つける可能性はぐっと上がります。
外向的に見えて実は内向的なひとも結構多いと思います。
工夫をしてお仲間を見つけてみてください。

忘れないで!

以前、外向的になりたいとお考えであれば、演技するしかない!という記事を書いたのですが、そちらのつづきです。

外向的に振舞うことで何か得られるものがあるとお考えであれば、それもいいと思います。演技するのも案外楽しいです。

ですが、もしそうなさった場合でもご自分が本来は内向的なんだということを忘れないでいただきたいのです。

内向型と外向型では、居心地がいいと感じる環境が違います。
ですから、演技をつづけて目先の欲しいものを手に入れたとしても、その先にあるものが自分にとって居心地のよいものとは限らないのです。

外向型がより居心地のよい場所と感じるところは、世間的に言っても憧れの的となるような華やかな場所かも知れません。でもその価値観に合わせることは本当に必要なのか。

実際に身を置いてみなければ判断のつかないことだろうとは思いますが、内向型にとって大切なのは世間がどう言っていようと自分が居心地のよい場所と感じられることではないかという気がします。

社交性を求められたら

年齢をかさね大人になってくると、よそゆきの顔というものが出来てくるので、年に一度会うか会わないかの知人や親戚に対して社交性を発揮することも、それほど厄介とは感じなくなります。そうは言ってもこころから楽しくてうれしいイベントでもないので、どうすれば平穏無事に乗り切れるのか考えてみました。

よそゆきの顔をお持ちであれば、それ以上に自分を良く見せる必要はありません。
失敗するリスクをとってまでそんなことにエネルギーを注いではいけません。
もし、そんな顔はないと言うなら猫をかぶりましょう。
「おとなしいひとなんですね」と言われたら、やったね!
本日のおつとめは終わりなので、悟られないように好きなことを考えて大丈夫です。

イベントの最中にエネルギー切れを起こしそうになったら、とりあえず黙っておきましょう。
でも無表情のまま黙っていたら”どうしたの?”と聞かれて軽いピンチに陥りますので、楽しそうにしながらエネルギーが回復するのをゆっくり待ちましょう。

とにかく、余計なエネルギーを使わないこと。
自分らしく振舞うことでエネルギーをセーブしたつもりでも、意外と消耗しています。
自分らしく振舞おうとしない、喋らない、だけど楽しそうにしている。

「いい天気ですね」
「久しぶりですね。いま何をしているのですか?」

予想できる質問には無難に答える。
会話がなくて居心地がわるければ同じような質問をこちらからも投げかけ、ウンウン言いながらひたすら聞く。
長くしゃべってくれそうなひとのそばに行き、ウンウン言っておく。

社交性を求められるような刺激的な場所は、そこにいるだけで消耗するものです。
緻密な計算をして気分良く過ごそうなどいっさい考えず、とにかくにこやかにそれでいて静かにしていましょう。

ではではみなさま!
サイトをご覧くださいましてありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいませ。

プレッシャーによわい

内向型が外からのプレッシャーによわい理由をいくつかあげてみたいと思います。

・外からの刺激として大きなストレスと感じるから
・物事を計画的に運ぶことを好み、それをはばむ可能性のあるものだから
・同時にいくつもの物事をこなすのが苦手だから

どれもこれも原因になっていると考えられターゲットをひとつに絞れないので
「プレッシャーにつよくなる絶対的な方法」を見つけるのはとてもむずかしい
です。

ひとからプレッシャーを与えられて、イライラしたりどきどきしたり。

プレッシャーにはよわくても、ひととして能力が低いということにはなりません。
自分のペースなら、無理なく能力を発揮できるはず。

とりあえずプレッシャーによわいことを現実として受け止めましょう。

そしてできれば周囲にアピールしてみてください。”わたしはプレッシャーによわいですよ!”と。
面と向かって発言するのではなく、打ち震えながら、いっぱいいっぱいになりながらもやっている姿をお見せする、など・・・。

そうやって少しずつ自分のペースを獲得しましょう!

ひとからどう思われている?

内向型は「自分がどういう人間か?」という答えを自分の内面に求めます。

何に対してどう感じたとか、何が好きで何が嫌いで、どういう理想を持っているかとか。
自分の内面について繰り返し考えることでアイデンティティーを獲得していると言ってもいいです。

でも、自分のことはよくわかっているつもりでも、ひとからどう思われているかはよくわかりません。

他人から、”あなたはこういうひとね”と言われても素直に受け入れられない時すらあります。
とは言え、自分自身が感じている自分らしさと、他人から思われている自分という人間はどちらも現実に存在しています。

そのどちらに優位性があると言うことはできません。

自分が思う自分らしさと、他人から見た自分との間に折り合いをつけるのはとても難しいことです。
それでも、「ひとから理解されたい」という欲求があるなら、他人から見た自分をすこしずつ意識すればいいと思います。

はっきり言って「ひとからどう思われているか」なんてなかなかわからないものです。
そもそも、「あなたはこういうひとだと思う」というのだってなかなか言ってもらえない貴重なことです。

だから、とりあえず意見は聞いてみましょ!

自意識過剰ぎみ?

内向的なひとはたいてい自意識過剰ぎみということはないと思うのですが、そうなった場合にどうすればいいのか考えてみました。

内向型が自意識過剰になるとしたら、それは内向することでエネルギーを得るので、客観的視点を落とすまいとしてかえって失敗するためではないかと思います。

自意識過剰がなぜいけないかと言えば、必要のない過ぎた自意識を持っている時点で現実をうまくとらえられていないと考えられるからです。

ですから自意識過剰であることをやめようとするのでなはく、現実をより正確に把握する訓練をまずすべきではないでしょうか。

何かのテストを受験して他者に能力を判断してもらう。好きな人に告白する。
出来る筈!とただ思うだけだったり自分はこうじゃないかと考えるばかりじゃなくちゃんと行動に移す。そういう客体の入り込む余地を自分の行動計画に盛り込んでみましょう。

自意識過剰なのではと考えることがまずもってとってもつらいんですけれど・・・。
何かにつけて悩みが深いのであればやってみてください。

元気な状態をコントロールする目安

内向型は刺激が多過ぎるとくたくたに疲れてしまいます。
ですが、ひとは刺激がまったくないと元気をなくしてしまうものです。

ではその度合いをどうやって感知すればいいのでしょうか。

例えばテレビを見ていて、”あ、疲れそう”と思ったら即消す、ということをしてみてください。

その内容は潜在的なことも含めておそらくご自身にあまり興味のないものかと思います。

またお店などで、商品を見る為に店内を見渡すときのことを思い出してください。

”欲しいものないな””このお店のなかにいてもつまらないな”と感じたら基本的にはその場を離れますね。

この”あ、疲れそう”と”つまらないな”という感覚をまず覚えてください。

”あ、疲れそう”となったら、そこから受ける刺激をシャットダウン。
”つまらないな”となったら、それまでに考えたあらゆる情報を整理するなどの内向開始。
(”つまらない場所”について考える必要は全くなし。それとは関係のない自分の好きなことや気になることを)

興味のない情報を受け止め続けられるほど、内向型はタフではありません。
また”つまらない”状態を放っておくと確実に疲れてしまうので、頭を切り替えて好きなことを考えるようにしてください。

その通り100%やってのけるのは不自然でもあるし必要ないけれど・・・。
元気を維持したいここぞの時には試してみてください。
(でも、試験勉強のときは疲れそうでもつまらなくても頑張ってやってね。)

趣味をさがそう

趣味というと仕事や生活にくらべて気楽なものを思い浮かべがちですが、実際にそれを見つけるのは意外と大変です。

そうは言っても、もともと内面により強い関心を持っている内向型は自分に合う趣味を見つけ出すのに多少有利かも知れません。

逆に世間で楽しいとか人気があるといった趣味に簡単に乗っかることができず、なかなか見つからないという気分にもなります。ですが飽きずに長く楽しめる趣味を見つけたいならそういった情報はそれほど重要ではないでしょう。

他ならぬ自分が楽しめるものを探しだすのに、他人が楽しいと感じるかどうかは参考にはなるけれど結局のところ決定的な理由にはしないものです。
なので、とにかく自分でいろいろと試してみることが大切です。

情報過多になると疲れてしまう内向型にはちょっと大変なのだけれど・・・。
趣味は、励まし、勇気、楽しみ、癒しなのでいろんな偏見や先入観を捨てて、自分だけの楽しみを探しに行きましょう。

内向型は逆境なのか

「内向型に合った暮らし方や仕事に就けばすべてうまく行く」

という希望や意見にときどき悩ませられます。

たとえば、自分が関心を持っていることに対してはここぞとばかりに集中力を発揮するので、専門的な職業についた方がいいといったようなものや、コミュニケーションはそれほど得意ではないから、たくさんのひととあまり関わりを持たないようにするなどといったものです。

内向型に関する書籍の著者などは、それらを実行したすえにそういう本を書くに至っているようで、著書のなかでそういうことを勧めていたりするのですが、みんながみんなそんなふうに思い通り生きられるわけじゃない。

そういうアドバイスはありがたい夢ではあるけれど、非現実的で単に重荷という面もあります。

自分の思うように生きるためにはどうすればいいのか考えて行動することは大事ですが、内向型と言っても人としてそれがすべてではないので、内向的であることだけを活かそうというのも極端な発想です。また、それを逆境ととらえて乗り越えようとする必要もないと思います。

こんなサイトをやっているわたしが言うのもなんですが、そういう意見に振り回されないようにしたいものです。

脳を鍛えれば内向的じゃなくなる?

内向的か外向型かというのは性格や人格によるものではなく、基本的には脳の性質によるものです。

となると、もしかしたら脳のトレーニングをすれば内向的にも外向的にもなれるのではという考えが浮かんでしまいます。

トレーニングをつむことによって、自然と内向型の振る舞いができる、もしくは外向型のようにも振る舞える、ということはありえるのか。

結論から言うと、脳を鍛えて内向的になったり外向的になったりすることはむずかしいと思います。
内向的かどうかということに関する脳の研究はそんなことがわかるほどには進歩していないからです。
ですからドーパミンが出れば出るほど楽しいと感じ、何をしても内向的な今ほど疲れない外向型になるための脳の鍛え方なんてものは存在しないのです。

より内向的に、もしくは外向的に振る舞う必要性を感じているのであれば、演じるほかありません。

テンションを上げて、俳優になったつもりで・・・。
意外と楽しいものですから、一度やってみてください。

つづき記事あります)