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敏感?うそでしょ!

内向型は繊細さや敏感さと関連して語られることがよくあります。
ですが、本当にそうなのか?と思う時があります。

それは、他人の気持ちに対して鈍感なときがあると感じるからです。

もちろん他人の気持ちや考えをくむのは簡単なことではありません。
でも、せめて他人の気持ちに関心を持つことは努力すればできるのではないかと思うのです。

管理人もなかなかできなくてよく反省する羽目になります。

内向型としては自分の気持ちに敏感なあまり他人のそれに気が回らないのは仕方のないことですが、たとえば他人が不愉快と感じていないかどうかには関心を持っている方がいいと思います。

発言しようとしてドキドキ

複数人数で話題や議題をかこむとき、発言するのはわりとむずかしいものです。
タイミングを見計らったり、他人の意見とかみ合っているかどうか考えながら意見をまとめようとしたりしていたら、結局なにも発言できずに終わってしまうこともあります。

それに、”いまだ!”と思えても急に緊張が襲ってきてことばにつまったりも。

しかも公式な会議や上司をまじえた話し合い、採用試験などの場だったら・・・。ことばをつまらせて頭がまっしろになっても気にしない、とは行きません。

ではどうすればいいのでしょうか。

残念ながら、いま考えた意見でありながら自分の能力を的確に示す可能性のある高度な発言をよどみなくするのは無理です。そんな棚からぼたもち的なラッキーやミラクルを起こそうとしてはいけません。

自信をもって言えることを事前に確認しておき、リラックスできる範囲で確実に発言しようとするしかありません。

また、あたまで考えているだけのことは発言しづらいものです。他人はそこまでおしゃべりを真剣に聞いてはいないものですから、とにかく考えたことを口にする練習を日頃からしてみましょう。

ご褒美ください

とある実験によると、ご褒美をあげて何かをさせた子供よりもご褒美をあげずに物事に取り組ませた子供の方が、その物事に対する関心や持続力が増すそう。

ご褒美をあげてしまうと、関心がすべてご褒美に持って行かれるのかも知れませんね。

ところで、内向型にとって一番のご褒美とは何でしょうか?

金銭の支給?宝飾品?旅行?グルメ?

確かにそれらも魅力的です。

ですが、本当にこころから欲しくなるご褒美は何の用事もないお休みが数日かも知れない。

外向的な方にそれを言うと、さみしい人とか疲れた人と思われるかも知れませんが、楽しみなんだから仕方がない。でも忙しさあってのありがたいお休み。

そう思って忙しい毎日を耐え抜く強さって一体いつになったら身につくのでしょうか・・・。

情報量が多くて疲れるって結局何なのか

内向型は外からの刺激の影響をうけやすい気質です。

ですから受け止める情報量が多いような刺激的な場所だと疲れやすくなります。 たとえば、ひとがたくさん集まる場所やたくさんの新しいもののある場所など。

ですが、内向型だからといっていつも人酔いして出歩くのが苦痛とは限らないし、新しいものでも自分にとって関心のたかいものであれば割と平気だったりします。

では、疲れてしまうような情報量の多さとは一体どういうことなのでしょうか。

それは自分にとってはじめてのこと。はじめて出会う人や、今まで考えたことのないもの。特に関心を持っていなかったもの、あるいは今まで余裕がなくて後まわしにしてきたけれどいよいよ考えなければいけない問題など。そういうものではないでしょうか。

はじめて知るような刺激的な事柄に対しては緊張もするし、くらくらするときすらあります。慣れるとなんでもないことでもはじめはすごく疲れる。

疲れるから嫌だなぁと思っていても、慣れたらなんでもないことなんて意外にたくさんあるのかもしれません。

ひととの距離感

ひととの距離感をつかむことは本当に難しいです。
それは内向型も外向型も同じです。

まずひととの距離感がわからなければ、失礼にあたっていないかどうかから意識して行動してみてください。
自分が相手にとって魅力的にうつるかどうかは後回しです。

ひととの距離を縮めたいと思うなら、それは信頼を得たいということです。信頼を得るために、相手のことを考える必要があります。相手が”これ以上踏み込んでほしくない”と感じている領域をできるだけ敏感に感じ取りその通りにすることが大事です。

相手のことば、表情、行動パターンなどをよく観察して、自分ならどんな時にそうするのかな?と考えて判断しましょう。相手だけでなく周囲の反応もその判断に役立ちます。

内向型は得た情報についてちゃんと考えられる気質です。だから人付き合いが苦手というのはいろんな先入観によるもので、やってみると案外うまくやれるのでは。

聞いてなかった!

複数人数の食事会に参加して、隣の席の方が「いま何の話?」と2回以上聞いてこられたとしたら、”このひとは内向的かもしれない”と思ってしまいます。

・たくさんひとが集まる場所は刺激的でいるだけで疲れてしまう。
・いろんな話題をつぎつぎ出されても情報量が多すぎて全部は聞けない。

基本的には内向型のそういう性質のためかと思われます。

そこにいるだけで消耗して集中力が落ちがちなのに、それでもなおひとの話を聞くのは大変です。また、聞いた話について考えをまとめている間に話題が変わったりしてしまうものです。

とは言え、ひとの話を聞いていないことに対し開き直るつもりはありません。

もし指摘されたら正直に認めて率直に謝り、できれば勇気をもって聞き直しましょう!

疲れに効く対処法

内向型は外からの刺激をうけて疲労を感じやすい気質です。

でも疲れたからといっていつでも休めるわけではないし、刺激によって興奮状態になると眠れないということにもなりえます。

そういうときどうすれば良いのか。

刺激により疲れたと感じるのであれば、刺激をシャットダウンすればいいのです。

話すのをやめる、目をつむる、伏し目がちにする。
テレビを消す、ネットをやめる、携帯やスマホを手放す。

考え事をするフリをするなどしてひとに悟られない程度に放心する、という手もあります。

あまりあからさまに休息をとっていると、「大丈夫ですか?」と聞かれて休息を中断せざるをえなくなってしまいます。せっかく心配してくれたひとにも申し訳ないし、心配されないようにできれば休息したいものです。

応急処置ですが、効果的だと思います。

想像だけでものを言うべからず

そうでないひとがいるのはわかっているつもりなのですが、内向型のなかにはやたら想像力やら妄想する力のつよい人が確かにいます。

想像力(イマジネーション)などと言いながら、単なる妄想であることも多いのでどこからどこまでが現実なのかわからなくなるなどわりと厄介です。

そこで提案なのですが、”想像だけでものを言わない”というルールをもうけてはいかがでしょうか。

もしくは”これは妄想なんだけど”という言葉を必ず使って発言する。

なぜそんなことを提案するかと言うと、友人や知人と話している範囲であれば問題がないにしろ、仕事などにおいてそれをすると周囲に混乱をまねいたりそれが原因でひとに迷惑がかかるということが起きるからです。

行ったことのない土地について、見たことのないものについて、会ったことのないひとについては”これは私の妄想なんだけど”とちゃんと言う。さも、行ったことがあるかのように、見たことあるかのように、会ったことがあるかのように、それらを断言しない。

自分が思っている以上に、無責任な行為です!がんばって自粛しましょう!!

メンタルが弱いとは限らない

どういうわけか、内向型はメンタルが弱いひとと同一視されがちです。

しかし、メンタルが弱いことと内向型かどうかとは直接的に関係はありません。もしそういうことがあるとしたらメンタルの弱い内向型がそれを自覚しているということだと思います。

もしあなたがHSP(ハイリーセンシティブパーソン)だったとしても、メンタルが弱いとは限りません。多少敏感かも知れませんが、敏感であることによってメンタルが鍛えられるチャンスがひとより多いくらいだと思います。

内向的だからメンタルが弱くて不利ということは絶対にありません。
確かになかにはメンタルが弱いひともいます。でも外向型にもそういうひとはいます。

メンタルが強いと言い切れるわけではありませんが少なくとも弱いとは限らないので、むずかしい問題が起きても簡単にあきらめず立ち向かっていきたいものです。

注目の的!

人前にでるとなぜか緊張してしまう、というのは内向型の特徴としてあげられるもののひとつです。

参考書籍によると、草食動物が肉食動物にまず視線でキャッチされるのを連想するためだとか。要するに逃走しようとする本能が働いて緊張するのだそう。しかしそれは内向型だけではなく誰しもに当てはまりうる理由なので、内向型はそれに加えて恐怖をつよく感じやすい気質だから、ということのようです。

数人相手よりも大勢の前で話すときのほうが異様に緊張する。違っているのはたくさんの視線が自分にあつまっているということだけ。

では、緊張せずに済ませられる方法はあるのか。

緊張するのは自分ではなく脳の性質のせいなんだから気にやむことはないと思うと緊張がやわらぐらしいです。落ち着かなくちゃと思ったって脳のせいなんだから自分はどうしようもないのだと。そうすると緊張がましになるそう。

ひとのせいというか、自分の脳のせいにするのは何か変な感じなのですが・・・。
それより、緊張している最中にそういう発想をすること自体がむずかしそうです。
できそう!という方、ぜひ試してみてください。