「世渡り」タグアーカイブ

お休みの日に遠足

日本では、せっかくの休日なのに会社のひとと遠出や旅行に出かけねばならないということがあります。

そういった遠出や旅行にはおおまかに分けて2種類あると考えられます。

①経営・管理者がその遠出や旅行に意味をもたせているもの
②イベントの好きな社員の方が主に好意でもって企画しているもの

①であれば経営・管理方針にもとづくものですから、”行かない”という結論を出すのは簡単ではなく、よく考える必要があります。
②ならば企画者は好意で誘ってくださっているので、無理に行く必要はありません。断る際には十分な理由を提示して企画者に対する好意を見せてください。
”あんな企画は迷惑だ”などと、少なくとも社内では言うべきではありません。

もし行かねばなるまいとなったら、日々の大半を過ごす職場に関わることなので、ここ一番の高い山を登って帰ってくるつもりで頑張るほかありません。
(よければ関連記事どうぞ)

関連記事:ひとの楽しみにつきあう

飲んで騒いで大はしゃぎ

世間ではみんなでワイワイ騒ぐことこそ楽しいと考える傾向がまだあると思います。ですが、そうは感じない人もいます。

内向型は限界を超えた刺激にさらされると、疲れますし快感も得られません。
内向型にとってワイワイ騒いでも楽しいと感じられないのはよくある普通のことなのです。

でも、ほかのひとが楽しんでいるときに”楽しくない”と伝えることは簡単ではありません。それにパーティーなどでひとりでいると寂しい人と思われるのではという自意識も働きます。

人口の約半分は内向型と言われており、そういうひとも少なくはないはずです。
あなたがパーティーなどでひとりになれる空間を見つけた時、そこには同じように流れ着いてひとりでいる人々の姿を目にすることもできると思います。

内向するかっこうのネタ「失敗」

内向型が平穏無事に毎日を送るのならば、おとなしくしているのが一番です。
でも、実際にはひとと交流することは避けられないものですし、そうすると消耗してすぐに疲れてしまいます。

疲れているのにひとと交流し続けると、余計なことを話してしまったり、失言したり、失敗の元になります。

だけど失敗にもメリットがあります。
内向するかっこうのネタが手に入るからです。

失敗すると、原因を考えたくなります。
原因がわかったら改善したくなります。
改善策を実行するにはどうすれば良いのかまた考えます。

内向することでエネルギーを得やすい内向型には見方によれば失敗もエネルギーのもとなのです。

取り返しのつかない失敗もこの世にはありますが、取り返しがつかない大きな失敗を避けるために小さな失敗をこつこつ積み重ねることも大事ではないでしょうか。

とは言え失敗しっぱなしだと信用を失うので、そこは要注意です。

他人の反応に敏感になろう

内向型はつい自分で考えたことのみを真実としてしまう傾向があると思います。
その結果、客観的視点がすっぽり抜け落ちてしまうことがあります。

それに対して誰も指摘してくれなかったり相手のけげんそうな表情に気がつかなかったら、永遠に客観的視点を落としたままになってしまいます。

そういうことは出来るだけ避けたいという場合は、指摘してもらえるように普段から気をつけて、相手の表情に敏感になるほかありません。

指摘してもらえるようになるのは、かなりハードルが高いです。まず指摘はしてもらえない、指摘してもらったらラッキーくらいに思ってください。

となればキーポイントは相手の表情、そのほか素直な反応です。
うなられる、眉をひそめられる、目をそらされる、最悪の場合は無視、など。

観察眼をやしなうつもりでよく見て、なぜそんな反応なのかをよく考えてみましょう。

外から情報を得るのが下手

内向型は外からの刺激の影響を受けやすく疲労を感じやすい気質です。

疲労を感じるくらいですからちょっとした刺激も大きいものと感じてしまいます。外からの情報をすべてまともに受けることはむずかしいので取捨選択が必要です。

それが得意な方も中にはいるかとは思いますが、そうでないひともいる。

自分に関心のあることや、あらかじめ自分の考えをまとめたりする猶予があれば与えられた情報をうまくとりいれることも可能でしょう。でも前触れもなく与えられた未知の情報にはとまどうし、刺激が強すぎてまともに取得できなかったりもします。

また、おそらくこれはひとの話を聞くのが苦手という問題ともつながっていると思われます。

ちなみに、外向型は外からの情報をたくさん得ることが得意だということです。もしかしたら外向型の力を借りると、うまく情報を入手できるのかもしれません。

逃げ出したくなる

内向型は外からの刺激を脳にうけやすい気質と言われています。
外から刺激をうけるとより多くの血流が確認できるらしいです。

そのためか、リラックスしづらいような場にいると周りに圧倒されて逃げ出したい気持ちになることがあります。あたらしい出会いのあるような場だとか、久々に会うひとばかりの同窓会やいろいろな懇親会などです。

だけど逃げ出したいと思ったからって、逃げられるわけじゃない。
しかもいつもの自分みたいに話したり振舞ったりできない。

そういう時はむやみに話したりせず社会性を大事にして、例えば食事会ならば大皿の料理を取り分けたり、お皿やコップが皆に行き渡っているかどうか気を配るなどしてその場をしのぎましょう。

そうすれば喋っていなくても不自然ではないし、社会性を発揮することでなんとなく落ち着きを取り戻します。

五月病の前に、3月と4月がある

内向型は外からの刺激などで疲労しやすい気質です。
ですので何かと変化の多い季節、春は苦手という方も多いのではないでしょうか。

進学やクラス替え、新社会人に転勤。他人の転居すらなんとなく憂うつです。
それに加え、春は急に気温が上がるうえ花粉症もあり体調を崩しやすい季節です。

こういう時は気持ちに何もかも持っていかれがちですが、体調により気をつかった方がいいです。

変化に対して疲れたり、不安に感じたりすることをなくしたりはできません。
内向型はそういう気質だからです。
だけど、それについて考えすぎないことは大事です。

気持ちのケアはほどほどに、体のケアをしてみてください。
睡眠、食事、入浴。軽い運動やリラックスできるあそびなど。

春の日差しが皆さんのもとに、ウキウキを運んでくれますように。

恐怖の飲み会

もうすぐ春なので、歓迎会などに恐怖している方もいらっしゃるかと思います。

飲み会などで内向型が陥りがちなことは、

・雰囲気に圧倒されて消耗してしまう
・居心地が悪いのでつい挙動不審になる
・会話が続かず、変な話をしてしまう
・帰りたいと心から願ってしまう

などなどいろいろあるかと思います。

飲み会は慣れるまでは本当に嫌ですが、回を重ねれば慣れます。ですが、慣れるまでは本当に大変です。
慣れるまでに気をつけたいこととしては、

・飲みすぎない
・しゃべりすぎない
・”みんなも早く帰りたいけど頑張っている”と思うようにする

がおすすめです。

飛躍かも知れませんが、悩み事や克服したいと持っていることがあるなら、直接は関係のない嫌なことでもした方がいいです。そういう方は頑張って、飲み会に参加してみましょう!

関連記事:飲み会のお誘いを断るのは罪なのか

言い訳を使おう

内向型は外からの刺激をうけて疲れやすいので、疲労回復させるために黙ったり目を閉じたりすることも時に必要となります。けれど、誰かと一緒にいて”疲れたな”と感じても、会話を途切れさせたり目をつむったりしている場合じゃないときはあります。

そういうときはあらかじめ言い訳を用意しておくといいかも知れません。

内向的だから疲れています!という話をすると、相手に理解してもらうハードルを自分からあげる羽目になり、結局うまく説明できず余計に窮地へと追い込まれてしまいます。

共感されやすい、季節の変わり目や気温のせいにする。残業や試験、家族の用事などとからめて理由付けをする。

そうすれば詳しい説明も必要でなくなるし、相手に”わたしといてもつまらないのかしら?”と思われなくて済みます。
あとはいつも疲れているという印象を与えなさそうな頻度でその言い訳を使えば、完璧かも。

ひとり言がとまらない

自分のこころの中にあることを外に出すと、心理的に楽になるのだとか。
それが理由なのかどうかはわかりませんが内向型はひとり言が多い気がします。

内向型が脳に刺激を受けた時に活発に動く経路には「ブローカ野」が含まれているそうです。「ブローカ野」とは発話に関係する脳の部分で、発言することなく頭の中だけでいろいろとことばをめぐらせるのはそのせいと考えられます。

脳に刺激を受けた際にその刺激がいちいち「ブローカ野」を通るからひとり言が多いのかどうか、はっきりわかる資料は見つけられませんでした。けれど個人の感覚としては刺激をどう受け止めたかということを頭の中だけにとどめておくことができず、外に漏れ出てしまうためではないかという気がします。

ひとり言が多いと周囲にも迷惑ではないかと考えることもありますが、一応気にはしているということで許してほしいと思います。