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内向型に向く職業

内向型に向くと言われている職業などあるのでしょうか?

管理人も職業(会社員)に関しては相当悩みましたので、この記事を書くのも相当ハードルが高いのですが、参考書籍を読んだり、自分の経験や知人の仕事について考えた結果、内向的というだけのことから適性の有無を見いだすことができませんでした。

営業や接客は言葉少なでも慎重な様が信頼を得やすいし、事務職などは言わずもがなだし、黙って髪を切ってくれる美容師さんは本当にありがたいし・・・。結局、内向的というだけの判断であれば何でもできるという話になってしまうようです。

気質だけの問題ではありませんが、仕事はそれを自分色に少しずつ染めていく工夫や、顧客や同僚、上司と溝ができないように注意する必要があります。ですので、職場や仕事を選ぶときはそういう工夫や注意をするモチベーションが保てるポイント(個人的に関心の高い業種である、お給料が高い、家から職場が近い、有名企業である、など)があるかどうかで探してもいいかも知れません。

魅力的になりたい?

外向的なひとは華やかで魅力的である、というイメージがあります。

確かに外向型の客観的に見てどうか?に重要性を見出す傾向を思えば、そのイメージは的外れではないような気がします。

では、外向的でなければひとは魅力的ではないのか?

当たり前の事ですが、そんなことはありません。内向型の内面を大事にする様が魅力的に映ることがある筈です。

外向型か、内向型かは生まれ持った気質によるので変えることはできません。ですが、どんな気質であろうと自分らしく生きようとする姿にひとは魅力を感じるものではないでしょうか。

外出するメリット

外出せず部屋にひとりで好きな事をしていると満足できますし本当に楽しいです。

でもやっぱり外出することも大事らしい。

どうしてかと言えば、ひとは性格に偏りがあるとうまく生きられない、生きやすいと感じづらくなるようだからです。

内向的という気質に従って性格を育てていくのはもっともなことですが、気質に従うだけではない外向的な面も養う必要があるということです。

無理をして外出する、というのではなく、部屋にひとりで好きな事をしているのが唯一最高の楽しみという思い込みを捨てて、外に出てみることが大事ということではないでしょうか。

自分のことであたまが一杯!

内向型は自分が今置かれている状態に敏感な傾向にあるため、自分と他人が違う状況にあるということを認識するのが苦手であるような気がします。

自分がヒマなら他人もヒマだし、自分が忙しければ理解してもらえる。なぜなら他人も自分と同じように忙しいから。

でも実際はそうではなく、単なる思い込みなのです。

気持ちでそれを理解するのはなかなかむずかしい。
だけど気持ちがわからないからと言って無視するのはいかがなものか。

例えば、”いま大丈夫ですか?”と話しかける相手に聞くことを習慣にしてはいかがでしょうか。
もちろんただ言うだけでは、こちらのせめてもの気遣いも伝わりませんのでむずかしいですが、相手を気遣う事を習慣とするにはこういった一言から始めればいいと思われます。

一人ぼっちは罪なのか

内向型は外からの刺激を大きいものとして受け止めるので疲れやすいそうです。

そうなると、一人でいる時と複数人数でいる時とどちらが楽かと言えば、一人でいる方が楽というのは自然な考えとしてあると思います。一緒にいる知人や友人と話せば、それだけ外から受ける刺激が多くなるからです。

そんな内向型は一人でいることに慣れており、あまり抵抗感もないのではないかと思われます。
一人で何かするのは良くない、というような言い方をされることもありますが、防犯の観点以外からそれはあまり意味をなしていない気がします。

暗いひと

内向的と言うと「明るくてよく話すひと」と、「暗くてあまり話さないひと」のどちらのイメージを持つでしょうか?

たぶん前者だと思うのですが、”暗くてあまり話さない”から内向型という考えは本当に正しいのか。

内向型は考えるのが好きと思われるので、考えがまとまるまで話さないとしたらそのイメージは合っているかも知れません。でも、考えを次から次へとすぐ話してしまうのであればそのイメージにはそぐいません。

内向型には良くないイメージがあてはめられがちですが、まず物事の良し悪しは表裏一体の部分もあります。それに、内向型がどんな気質か?をきちんと把握すればステレオタイプに自分をあてはめて苦い思いをすることがあれば、それも減らせるのではないでしょうか。

学校や職場で工夫したいこと

どんな環境でも、物怖じせずにチャレンジすることは大事です。
ですが内向的な自分は簡単に変えられるものではありません。
だから、今いる環境でまず十分に実力を発揮するために工夫することが大切です。

内向型は、

・疲れやすい
・考えてから発言するので無関心や無表情ととられやすい
・同時に色々なことを考えたりしてしまうのでコミュニケーションがとりづらい

などが考えられるので、

・自分のペースで動けるようこまめに休息する
・自分に考えがあること、でもまとまっていないことをまずきちんと周囲に伝える
・”順番に処理します”など、頼まれごとをしたときの決まり文句を作っておく

といったようなことを対処法として順番に試し、うまくいったものを実行することが大事です。

自分の気質を踏まえた言動と、それを他人がどう受け止めるかを交互に考えるといいと思います。

るんるん電話

みなさん電話はお好きでしょうか?

インターネットが普及して人間関係もそう単純とは限らなくなっていると思うのですが、目の前に相手がいないのに意思疎通をはかることのできる電話は昔ながらのツールの一つです。

で、このツールで問題となりそうなのが普段あまり社交的とは言えない内向型がおしゃべりしないわけにいかないこの電話を果たしてうまく使いこなせるのか?ということです。

仕事のことで言うと電話を取るのが苦手というひともいると思います。若い方であれば仕事以外で電話を使うことがあまりないからという理由をお持ちかもしれません。

電話をうまく使いこなすコツは、定型文をたくさん使用することです。

お待たせいたしました。
失礼いたしました。
(答えられないなら早々に)折り返し電話いたします。

電話は慣れです。社交技術など必要ありません。
また電話が苦手であればこちらからの発信はFAXかメール、書面にしてしまえばいいのです。
(時と場合によっては電話のほうがいいこともあるので、周囲に相談してみてください)

友だちって必要なのか?

ひとりが好きだと、友人との付き合いがおっくうになることもあります。
突然のお誘いをどう断ろうか悩んだり、友人の趣味に付き合うのが大変だったり。

でも自分で自分のことをすべてわかっているのではないとしたら、その悩みや大変さは絶対のものではなくなるかも知れません。

心理学には内向型の対として外向型があるという考えがあり、ひとはこの2対の間のどこかに位置すると考えます。まったく外向的なところないひと、まったく内向的なところのないひとはいないと言えます。

となると、内向型だからひきこもる、外向型だから出ずっぱりというのでは本来とは違う偏った性格になってしまうということになります。

自分と違う他人(=友だち)と付き合うことは、そういう自分のいろんな面を育てることにつながります。
必要ない、面倒臭いと思ってもがんばってつきあうことで自分の成長にもつながるのではないでしょうか。

ラブ ミー!

みなさんは「愛される」ということについて考えられたことはあるでしょうか。

内向型だから愛されない!というのがあるとすればそれは残念ながら誤解で、むしろ内向型だから愛されるということは十分にあり得ます。

愛される努力ができるかどうか、愛されたいと発信できるかどうか、相手にどうにかして”愛してるよ!”と伝えられるかどうかが大切かと思われます。

これは恋愛だけの話ではなく、学校、職場、家族、友人にも共通して言えることです。

たとえば自分がいいなと思うひとを観察してみて、みんなが必要とする情報は何か?感じがいいと思うような言動や服装とはどんなものか?を知ろうとし、それを心がける。ひとが嫌がることはしないし、言わない。こういうことは簡単に思えて案外むずかしいものです。(ただし観察したひとを丸まま真似するとストーカーのようになってしまうので気をつけて下さい)

失敗は当然あります。また、自分がその行為についてどう考え感じるのか?との兼ね合いも大事です。自分を見失ってまで”愛される”ことを追求した場合に、その人がどうなってしまうのか管理人にもわかりません。すみません。