「内向型について」カテゴリーアーカイブ

自己アピールなんて

これは仮説ですが、内向型は自己アピールが苦手ではないかという気がします。

極端な言い方をすると内向型にとって事実や真実は自分の内面世界にあり、外の世界にはありません。

そうなると自分が優秀だとか誠実だとかは自分の内面においてはゆるぎない真実であり、火を見るより明らかな事実なので、それをわざわざ言葉にして説明するなんていうことに重要な意味を見出せないのです。

ですが就職やあらゆる面接においては、初対面である相手を説得し納得してもらわなければなりません。
そのために、自己アピールなんてやってられないと思いつつもやるしかないのです。

就職活動のときには自己アピールなんて・・・と思っていましたが、面接官を説得すると思えばできたかもしれない、などと今は考えてしまいます。

内向するかっこうのネタ「失敗」

内向型が平穏無事に毎日を送るのならば、おとなしくしているのが一番です。
でも、実際にはひとと交流することは避けられないものですし、そうすると消耗してすぐに疲れてしまいます。

疲れているのにひとと交流し続けると、余計なことを話してしまったり、失言したり、失敗の元になります。

だけど失敗にもメリットがあります。
内向するかっこうのネタが手に入るからです。

失敗すると、原因を考えたくなります。
原因がわかったら改善したくなります。
改善策を実行するにはどうすれば良いのかまた考えます。

内向することでエネルギーを得やすい内向型には見方によれば失敗もエネルギーのもとなのです。

取り返しのつかない失敗もこの世にはありますが、取り返しがつかない大きな失敗を避けるために小さな失敗をこつこつ積み重ねることも大事ではないでしょうか。

とは言え失敗しっぱなしだと信用を失うので、そこは要注意です。

心理学用語のHSP

内向型と外向型との違いは、情報をや刺激をどう取り込むか、どう処理するかというものだそうです。なので、刺激を受けた際に脳内により多く血流のある場所が内向型と外向型では異なるという研究結果もあるそう。

HSP(ハイリーセンシティブパーソンの略)は内向型にも外向型にも当てはまりうるもので、より敏感で繊細なひとという意味の心理学用語です。

HSPかどうかの診断は自分自身が敏感な人間と感じているかどうかによる部分があるようです。内向型かどうかの診断も、脳内の血流を調べるわけもいきませんから、いずれにせよ自己申告や自己診断によるものとなってしまいます。

HSPかどうかの診断は、騒音や匂い、振動に敏感だとか、物事に深く感動するかなどのものです。
あくまで心理学用語であり病名などではないので、ご心配なさいませんように。

他人の反応に敏感になろう

内向型はつい自分で考えたことのみを真実としてしまう傾向があると思います。
その結果、客観的視点がすっぽり抜け落ちてしまうことがあります。

それに対して誰も指摘してくれなかったり相手のけげんそうな表情に気がつかなかったら、永遠に客観的視点を落としたままになってしまいます。

そういうことは出来るだけ避けたいという場合は、指摘してもらえるように普段から気をつけて、相手の表情に敏感になるほかありません。

指摘してもらえるようになるのは、かなりハードルが高いです。まず指摘はしてもらえない、指摘してもらったらラッキーくらいに思ってください。

となればキーポイントは相手の表情、そのほか素直な反応です。
うなられる、眉をひそめられる、目をそらされる、最悪の場合は無視、など。

観察眼をやしなうつもりでよく見て、なぜそんな反応なのかをよく考えてみましょう。

病気じゃない

あまりに内向的な性格がすぎると病気じゃないか?と思ってしまう時があります。

内向型は外からの刺激をうけて疲れやすいと言われています。また、どうやら敏感で感じやすいらしいと。

疲れやすくて繊細だと、なんとなく病気っぽいと感じてしまうのです。
でも病気ではないので、たとえばお薬などでは治りませんし病院に行くのもおすすめしません。

参考書籍によると、内向型も外向型も精神疾患になる可能性はそれぞれにあるようです。

内面によりつよい関心を持つ内向型は精神的不健康にも敏感でかえってそういう病気にはなりづらいのでは?自分の身に置き換えるとうつっぽくなりそうだ、と思ったらその場や状況からサッと逃げて生き延びてきたな、などと思ったりもします。

外から情報を得るのが下手

内向型は外からの刺激の影響を受けやすく疲労を感じやすい気質です。

疲労を感じるくらいですからちょっとした刺激も大きいものと感じてしまいます。外からの情報をすべてまともに受けることはむずかしいので取捨選択が必要です。

それが得意な方も中にはいるかとは思いますが、そうでないひともいる。

自分に関心のあることや、あらかじめ自分の考えをまとめたりする猶予があれば与えられた情報をうまくとりいれることも可能でしょう。でも前触れもなく与えられた未知の情報にはとまどうし、刺激が強すぎてまともに取得できなかったりもします。

また、おそらくこれはひとの話を聞くのが苦手という問題ともつながっていると思われます。

ちなみに、外向型は外からの情報をたくさん得ることが得意だということです。もしかしたら外向型の力を借りると、うまく情報を入手できるのかもしれません。

逃げ出したくなる

内向型は外からの刺激を脳にうけやすい気質と言われています。
外から刺激をうけるとより多くの血流が確認できるらしいです。

そのためか、リラックスしづらいような場にいると周りに圧倒されて逃げ出したい気持ちになることがあります。あたらしい出会いのあるような場だとか、久々に会うひとばかりの同窓会やいろいろな懇親会などです。

だけど逃げ出したいと思ったからって、逃げられるわけじゃない。
しかもいつもの自分みたいに話したり振舞ったりできない。

そういう時はむやみに話したりせず社会性を大事にして、例えば食事会ならば大皿の料理を取り分けたり、お皿やコップが皆に行き渡っているかどうか気を配るなどしてその場をしのぎましょう。

そうすれば喋っていなくても不自然ではないし、社会性を発揮することでなんとなく落ち着きを取り戻します。

”考えないと発言できない”対策

思い浮かんだことばを並べてその場をしのぎ、あとでいろいろ考えて自分の発言に不足があったのではと悩んだり悔んだりする。
そんな経験はありませんでしょうか。

参考書籍によると、内向型はまず考えないと行動できなかったり発言できなかったりする気質だそうです。逆に言うと何かひとに伝えたいことがあるなら前もって考えておく必要があるということでしょう。

だけど自分の考えって、ひとりで考えていた時はすごく重大だったり核心をついた事のように思えても、口にしてみると”そうでもないな”と感じたりするもの。

もしそういうことにためらいを感じて発言しづらいなら、考えたことをまず書いてみてください。いきなりひとに対して発言するよりも断然気軽だし、前述の”そうでもない”かもしれないことを事前に検討できます。

毎日書く必要はなく、つまらないと思えることから難しいことまで、なんでもいいから書いてみる。ひとに読んでもらうこともないから、とにかく気ままな文体で書いてみる。習慣化させればさらに気楽になる。

そうやって書きながら考えたことを口にすると、ひとの反応もより冷静に見られると思います。

五月病の前に、3月と4月がある

内向型は外からの刺激などで疲労しやすい気質です。
ですので何かと変化の多い季節、春は苦手という方も多いのではないでしょうか。

進学やクラス替え、新社会人に転勤。他人の転居すらなんとなく憂うつです。
それに加え、春は急に気温が上がるうえ花粉症もあり体調を崩しやすい季節です。

こういう時は気持ちに何もかも持っていかれがちですが、体調により気をつかった方がいいです。

変化に対して疲れたり、不安に感じたりすることをなくしたりはできません。
内向型はそういう気質だからです。
だけど、それについて考えすぎないことは大事です。

気持ちのケアはほどほどに、体のケアをしてみてください。
睡眠、食事、入浴。軽い運動やリラックスできるあそびなど。

春の日差しが皆さんのもとに、ウキウキを運んでくれますように。

恐怖の飲み会

もうすぐ春なので、歓迎会などに恐怖している方もいらっしゃるかと思います。

飲み会などで内向型が陥りがちなことは、

・雰囲気に圧倒されて消耗してしまう
・居心地が悪いのでつい挙動不審になる
・会話が続かず、変な話をしてしまう
・帰りたいと心から願ってしまう

などなどいろいろあるかと思います。

飲み会は慣れるまでは本当に嫌ですが、回を重ねれば慣れます。ですが、慣れるまでは本当に大変です。
慣れるまでに気をつけたいこととしては、

・飲みすぎない
・しゃべりすぎない
・”みんなも早く帰りたいけど頑張っている”と思うようにする

がおすすめです。

飛躍かも知れませんが、悩み事や克服したいと持っていることがあるなら、直接は関係のない嫌なことでもした方がいいです。そういう方は頑張って、飲み会に参加してみましょう!

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