「内向型について」カテゴリーアーカイブ

人間ウォッチング

窓に向いてテーブルが配置されたレストランやカフェから外を見てそれを楽しめるかどうかは、自分が内向型か外向型かを判断するのに役に立つかも知れません。

内向型は注意力を必要とする仕事が得意と言われているそうです。
なので、空港の管制塔などに向いているとのこと。

反対に外向型はそういうったところではすぐに飽きてしまい、続かないのだとか。

内向型か外向型かを判断するのに、いちいち管制塔に就職してはいられないので、レストランやカフェで人間ウォッチングを楽しめるかどうかは、注意力を必要とする仕事に向くかどうかの判断材料になるのではないでしょうか。

友だちって必要なのか?

ひとりが好きだと、友人との付き合いがおっくうになることもあります。
突然のお誘いをどう断ろうか悩んだり、友人の趣味に付き合うのが大変だったり。

でも自分で自分のことをすべてわかっているのではないとしたら、その悩みや大変さは絶対のものではなくなるかも知れません。

心理学には内向型の対として外向型があるという考えがあり、ひとはこの2対の間のどこかに位置すると考えます。まったく外向的なところないひと、まったく内向的なところのないひとはいないと言えます。

となると、内向型だからひきこもる、外向型だから出ずっぱりというのでは本来とは違う偏った性格になってしまうということになります。

自分と違う他人(=友だち)と付き合うことは、そういう自分のいろんな面を育てることにつながります。
必要ない、面倒臭いと思ってもがんばってつきあうことで自分の成長にもつながるのではないでしょうか。

いちばんの苦手は取捨選択?

内向型はひとつの物事からたくさんの情報を得られる気質だそうです。

また内向型は外からの刺激に対して疲労を感じやすい気質です。小さなことに対しても大きな情報に思われて疲れてしまうのです。

そうなると、こまごまとした情報は拾えても全体としての情報量は多くはなく、結果として情報収集はそんなに上手ではないということが起こりうると考えられます。

そういう場合は情報の取捨選択がより重要となりそうです。
あんまり意識するとよけいに疲れてしまいそうですが、情報収集が苦手ならそれは収集そのものより取捨選択が苦手ということなのかも知れません。

瞳を閉じて

興奮して眠れない時というのがあります。

たとえば長距離移動の間、眠りたいのに眠れないということがよくあります。
電車の中などで、いま眠れたらあとあと楽だろうなぁ、と思ってもそう都合よく眠れはしません。

そういう時、何も考えずに車窓を眺めるのもいいかも知れません。ですが、ついつい何か考え事をしてしまうものです。

なので目をつむって時を過ごすといいでしょう。
外からの刺激をシャットダウンできますし、目を閉じてしばらくすると日頃こころにひっかかっていたけれどなかなか考える暇のなかったようなことが浮かんできます。

新しいことについて何か考えるよりも、そういったすでに頭の中にあることを考える方がよりリラックスできると思われます。

ひとりで何してる?

強迫観念と言うとかなりおおげさになってしまいますが、なぜかひとりでいることに抵抗や罪悪感を持ってしまうことがひとにはあるようです。

とは言うものの、ひとりで何かすることに不自然さを感じない内向型もたくさんいるのではないでしょうか。

ではみんなひとりをどう過ごすのか?

まず定番のひとりで食事しているとき。
どのおかずから先に手をつければ一番気分良くおいしく食べられるだとか、これにはどんな調味料が使ってあるとか、あんまりおいしくない、すごくおいしいなどなど。頭の中は結構いそがしい。

次にひとりの休日。
ブログの記事書きだめ、動画見たり漫画読んだり、勉強する、手間のかかる料理をする、洗濯、掃除、昼寝。

ひとと会う予定もないのに、忙しくしていられるのは内向型の特技かもしれません。

内向型ってどんなんだ

”内向型”というのは心理学用語です。精神分析などで使われるようです。

内向型についてはそういう精神分析で使われる、ひとの気質をどうとらえるか?ということの他に、内向型と外向型では外から刺激を受けた時の脳の反応が違うらしいという話があります。

それは、内向型のほうが外向型よりも刺激に対する脳の反応が大きいというものです。

参考書籍を見ていると誰もが確信を持つような結論に至っているわけではなさそうなのですが、ただ内向的な自分からすれば考えたり出かけるとやたら疲れるという個人的な実感と、そういう脳の刺激に対する反応が大きいということに関連があるならば納得できることも多々ある気がします。

人生は変えなくていい

管理人だけのはなしかも知れませんが、内向的だとつい考えすぎて物事をおおげさにとらえてしまうことがあります。

それが時にリスクを減らしたり、こまかい気遣いにつながったりと悪いことばかりではないのですが、本人はそのせいで疲れてしまうということが当然起こります。

なかでも、”現状に満足していないなら人生を変えないと!”というような考えに悩まされることがありそれには完全に振り回されます。

ですがそれこそよく考えてみると、現状に不満があるからと言って人生を変える必要なんてどこにあるのでしょう。

違う世界へ行ってみたり、何かで成功しようとしたりして本当に何もかも変わるのでしょうか。

内向型は考えるのが苦にならないけれども、その考えが必ずしも冷静な判断に基づいていないと気付きづらいらいこともあるように思います。

ラブ ミー!

みなさんは「愛される」ということについて考えられたことはあるでしょうか。

内向型だから愛されない!というのがあるとすればそれは残念ながら誤解で、むしろ内向型だから愛されるということは十分にあり得ます。

愛される努力ができるかどうか、愛されたいと発信できるかどうか、相手にどうにかして”愛してるよ!”と伝えられるかどうかが大切かと思われます。

これは恋愛だけの話ではなく、学校、職場、家族、友人にも共通して言えることです。

たとえば自分がいいなと思うひとを観察してみて、みんなが必要とする情報は何か?感じがいいと思うような言動や服装とはどんなものか?を知ろうとし、それを心がける。ひとが嫌がることはしないし、言わない。こういうことは簡単に思えて案外むずかしいものです。(ただし観察したひとを丸まま真似するとストーカーのようになってしまうので気をつけて下さい)

失敗は当然あります。また、自分がその行為についてどう考え感じるのか?との兼ね合いも大事です。自分を見失ってまで”愛される”ことを追求した場合に、その人がどうなってしまうのか管理人にもわかりません。すみません。

え?病気!?

内向的だと神経症とかうつ病とか、そういうあまりよくない状態を連想してしまうこともあるかも知れません。

内向的というのはひとの気質を示すことばなので、人格や性格などのことを指すのではありません。ましてやそのひとの精神状態を示すことばでもありません。

でも内向型でも外向型でも人間なのでそういう精神的な病気になることはありえるでしょう。

では、どんなものを病気と自覚すればいいのか?

精神科医が参照する診断の手引きによれば、基本的には異常行動とか感情のコントロールがきかないとか、医師(他人)が見てはっきりわかるような症状がそれと診断されるようです。

内向的だったら必ず病気ということは絶対にないですが、もし何か気にかかるようなことがおありなら専門家を尋ねられるか、少なくともこういったブログなどのインターネットのみを情報源とするのではなく複数の専門書をお読みになることをおすすめします。

心理学とのつき合い方

「内向型」「外向型」ということばは心理学用語なので、もしこれらにご関心をお持ちで何かを調べられるなら、どうしても心理学的な物の考え方に行き当たってしまうかと思います。

心理学は哲学とか、経済学とかと同じ”学問”なので基本的にむずかしいです。
すべてを理解できなかったとしても全く不思議でもなく恥ずかしくもありません。

ですがせっかく誰かが詳しく調べてくれたことをまったくスルーしてしまうのももったいない。

なので、とりあえずわかるところだけをピックアップしたらいいかも知れません。

むずかしいことを自分なりに解釈すると読み間違ってしまうこともあります。自分なりにわかったつもりで鵜呑みにする、というよりも自分の実感として”そういうことあるかもな”と思われるところをピックアップしたらよいかと思います。