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いや、ちょっと待てよ・・・

前回、考えるのが好きだからって真面目だとは限らないという記事を書いたのですが、人生楽しんで何がわるい!と思い直したのでこれを書いています。

人生の楽しみは、お酒、あらゆる遊び、豪華なものや華麗なものというイメージがありますが、それだけじゃない。

内向型にも自己主張のつよいひとは存在すると思うのですが、それらに匹敵する人生の楽しみを主張してイメージを覆すには至っていないようです。

すなわち、考えること。これ以上の楽しいことがありましょうか!

快楽主義と言われたら、じゃあその豪華で華麗な楽しみを捨て去ってみてよと言いましょう!

単なる快楽主義?

考えることが好きだと、とても真面目で誠実なイメージを持ってしまうのですが、内向型は考えたりすることで脳が快感を覚えることもどうやらありそうなため、真面目でも誠実でもなく単に自分の楽しみを繰り返しているだけである可能性もいなめません。

しかも、考えている内容がどうでもいい内容だったり、まったく不真面目な場合もあるわけです。

考えること自体が真面目な行いとするならば、内向型はおしなべて真面目でしょうが、考えるべき焦点がずれていたりすることもありますし、あまり自分のことを真面目と過信するのはちょっと不安です。

真面目と思われているなら、あえて否定する必要もない気はするけれど・・・。
「考える=真面目」の構図をいちど断ち切ると、ちがう自分が見えてくるかも。

想像だけでものを言うべからず

そうでないひとがいるのはわかっているつもりなのですが、内向型のなかにはやたら想像力やら妄想する力のつよい人が確かにいます。

想像力(イマジネーション)などと言いながら、単なる妄想であることも多いのでどこからどこまでが現実なのかわからなくなるなどわりと厄介です。

そこで提案なのですが、”想像だけでものを言わない”というルールをもうけてはいかがでしょうか。

もしくは”これは妄想なんだけど”という言葉を必ず使って発言する。

なぜそんなことを提案するかと言うと、友人や知人と話している範囲であれば問題がないにしろ、仕事などにおいてそれをすると周囲に混乱をまねいたりそれが原因でひとに迷惑がかかるということが起きるからです。

行ったことのない土地について、見たことのないものについて、会ったことのないひとについては”これは私の妄想なんだけど”とちゃんと言う。さも、行ったことがあるかのように、見たことあるかのように、会ったことがあるかのように、それらを断言しない。

自分が思っている以上に、無責任な行為です!がんばって自粛しましょう!!

メンタルが弱いとは限らない

どういうわけか、内向型はメンタルが弱いひとと同一視されがちです。

しかし、メンタルが弱いことと内向型かどうかとは直接的に関係はありません。もしそういうことがあるとしたらメンタルの弱い内向型がそれを自覚しているということだと思います。

もしあなたがHSP(ハイリーセンシティブパーソン)だったとしても、メンタルが弱いとは限りません。多少敏感かも知れませんが、敏感であることによってメンタルが鍛えられるチャンスがひとより多いくらいだと思います。

内向的だからメンタルが弱くて不利ということは絶対にありません。
確かになかにはメンタルが弱いひともいます。でも外向型にもそういうひとはいます。

メンタルが強いと言い切れるわけではありませんが少なくとも弱いとは限らないので、むずかしい問題が起きても簡単にあきらめず立ち向かっていきたいものです。

気分屋らしい

内向型は外向型にくらべ、安定した気分を保つのが苦手だそうです。

言い方はよくないかもしれませんが、要するに”気分屋”だということです。

気分が不安定だと周囲を振り回したり、そのせいで周りから理解されないと感じてしまったりするので、とりあえずあまりいいこととは思えません。

そもそもなぜ内向型は”気分屋”なのか。

内向型は、あらゆる刺激に対し敏感に反応します。それは外からの刺激だけでなく、自分の心身の状態にも敏感に反応するということらしいでのす。

つまりすべてのことに敏感に反応しているその結果、気分も不安定になりがちということなのです。

自分の感情をあまり表に出さないようにすればいくらか悩みは解消するでしょうが、簡単なことではありません。

感じたくないことにまで敏感に反応してしまうのは時につらいですが、それがなければ自分の好きなものに対する感動もなくなってしまうということなので前向きにとらえて対処するほかないようです。

注目の的!

人前にでるとなぜか緊張してしまう、というのは内向型の特徴としてあげられるもののひとつです。

参考書籍によると、草食動物が肉食動物にまず視線でキャッチされるのを連想するためだとか。要するに逃走しようとする本能が働いて緊張するのだそう。しかしそれは内向型だけではなく誰しもに当てはまりうる理由なので、内向型はそれに加えて恐怖をつよく感じやすい気質だから、ということのようです。

数人相手よりも大勢の前で話すときのほうが異様に緊張する。違っているのはたくさんの視線が自分にあつまっているということだけ。

では、緊張せずに済ませられる方法はあるのか。

緊張するのは自分ではなく脳の性質のせいなんだから気にやむことはないと思うと緊張がやわらぐらしいです。落ち着かなくちゃと思ったって脳のせいなんだから自分はどうしようもないのだと。そうすると緊張がましになるそう。

ひとのせいというか、自分の脳のせいにするのは何か変な感じなのですが・・・。
それより、緊張している最中にそういう発想をすること自体がむずかしそうです。
できそう!という方、ぜひ試してみてください。

身辺整理したほうがいい?

社交的でない、人見知り、口べた。

これらは内向型を説明する際によくみかけることばです。
100%そうとは限らないのですが、内向的であるがゆえの”心当たり”も確かにあります。

内向型は刺激的なことに対する感受性が強く、疲れてしまいやすい気質です。
他人とのふれあいがいかに刺激的であるかを思えば、”そういう面もあるかも”と思わざるをえないというわけです。

では、そんな疲労をまねくお付き合いは最小限にとどめた方がよいのでしょうか。

正直に言うと部屋にこもって一人で好きなことをしている時間は何ものにもかえがたく、それをより重要視するなら交友関係は広くない方がいいかも知れません。でも身辺整理はさすがにちょっと・・・。

もし人付き合いを大変だと思っていても、自分のペースで出来るとしたらずいぶんと気楽になるはずです。たとえば疲れたら黙る、一時的にひとりになる、お誘いの3回に1回はパスする、と言ったルールを設けて工夫してみるなど。

当然のことではありますが、交友関係を意図的にせまくするよりもこういう工夫をするほうが気の合うひとを見つける可能性はぐっと上がります。
外向的に見えて実は内向的なひとも結構多いと思います。
工夫をしてお仲間を見つけてみてください。

忘れないで!

以前、外向的になりたいとお考えであれば、演技するしかない!という記事を書いたのですが、そちらのつづきです。

外向的に振舞うことで何か得られるものがあるとお考えであれば、それもいいと思います。演技するのも案外楽しいです。

ですが、もしそうなさった場合でもご自分が本来は内向的なんだということを忘れないでいただきたいのです。

内向型と外向型では、居心地がいいと感じる環境が違います。
ですから、演技をつづけて目先の欲しいものを手に入れたとしても、その先にあるものが自分にとって居心地のよいものとは限らないのです。

外向型がより居心地のよい場所と感じるところは、世間的に言っても憧れの的となるような華やかな場所かも知れません。でもその価値観に合わせることは本当に必要なのか。

実際に身を置いてみなければ判断のつかないことだろうとは思いますが、内向型にとって大切なのは世間がどう言っていようと自分が居心地のよい場所と感じられることではないかという気がします。

料理をすると気持ちがリセット

内向型は内向すると気分がよくなり、そこからエネルギーを得ます。
ですが考えが煮詰まったり、考えるための材料を探して情報収集などをしているとやっぱり疲れます。

そんなとき、私は料理をすることにしています。

料理と言っても簡単なナポリタンとか肉じゃがとかカレーとか、そういうものです。

火をつけてお湯をわかす、野菜を切って水につけておく、お湯がわいたら油揚げを湯どうしする。

そういう行動を伴いながらも頭には段取りをうかべて、そして出来上がりという結果を得られるこの行為は脳にとっていいらしく、かなりすっきりします。
(ちなみに科学的根拠は不明です。すみません)

そして食事を終えたのち、またいろいろなことに取り組めるのです。

ひとによっては料理ではない何か違う行いかも知れません。

おそらく、”段取りを考える”、”行動が伴う”、”結果がはっきり見て取れる”ことがいいのではないか思います。

みなさんも試してみてください。

運動をしたほうがいい

運動をするとよりたくさんの酸素が脳に送られます。
より多くの酸素が脳に送られると、神経伝達物質と記憶の機能は高まるそうです。

ちなみに脳に酸素が送られる理屈は、それが有酸素運動でも無酸素運動(筋トレなどのことを指すようです)でも言うことができるらしいことをインターネット上で見つけたのですが、逆にそれらの機能が絶対に高まる運動はこれというのは記されていませんでした。

個人的には散歩をすると考えがよくまとまります。歩くといろいろな発想ができて考えを前に進めやすいのです。

考えるのが比較的好きな内向型はたまにはからだを動かしたほうがいいという、ただそれだけのことかも知れません。脳内の血流が多いから疲れやすいと言うならば、内向型こそたくさんの酸素が脳に必要なのでは。

歩く、走る、泳ぐ、筋トレ、ストレッチ、ヨガ。

世の中にはストレス解消に体を動かすことを挙げるひとも多い気がします。
確かにリズムをつけてからだを動かせば、自然と楽しげでかるい気持ちになることもあります。

忙しくてむずかしいと感じても、やってみれば頭がすっきりしてかえって時間を作りやすくなるかも。