haruko のすべての投稿

セロトニンってなんだ

セロトニンは脳にある神経細胞から分泌される脳内物質で、不足するとゆうつになったり体調不良になったりすると言われています。

またセロトニンは大脳皮質の働きを調整しているそう。大脳皮質は活性化しすぎると、考えすぎなどを引き起こし気持ちによくない影響がでるのだとか。

セロトニンを増やせば、考えすぎがなくなって内向型もより心が健やかに!という発想はなんだかたんらく的であるようにも思えますが、セロトニンの分泌を促すと言われているものはなんだか健康によさそうなのでご紹介します。

・日光浴をする
・リズム運動をする
・ごはんをよく噛んで食べる
・呼吸に意識を向ける
(有田秀穂著「セロトニン脳トレーニング」より)

うーん。できそうなラインナップであるように思えます。
ぜひ試してみてください。

人見知りとは限らない

内向的だとつい、そういうものと思ってしまうひとの性格があると思います。
なかでもよくあるのが、「人見知り」ではないでしょうか。

「人見知り」とは初対面の人などに対し恐怖心や不安感を持ってしまうことです。

よく芸能人が”実はわたし人見知りなんです”と言ったりしますが、それは外からの刺激を大きいものとして受け止める「内向型」なのであって、その恐怖心や不安は「人」に対してだけ持っているわけではないのでは?などと思ってしまいます。

勝手な言い分ですが、芸能人が”人見知りなんです”ではなくて、”内向的なんです”と言ってくださると、内向的という言葉も肯定的なイメージに近づくような気がするのですがいかがでしょうか。

繊細?HSPとは

HSPとはハイリー(H)センシティブ(S)パーソン(P)の略で、アメリカの心理学者であるアーロン氏が自らの著書のなかで記した心理学用語です。

ハイリーセンシティブパーソンとは”敏感すぎるひと”という意味で、アーロン氏が研究の協力者へのインタビューやアンケート、心理療法を行うなかで観察、調査した結果にもとづいたものになります。

アーロン氏とは別に、生まれつき敏感だった子供が成長すると内向的になるという研究もありますが、アーロン氏いわくHSPには外向型も含まれ、「内向型=HSP」ではないとのことです。

でもHSPのうち7割は内向型が占めるらしいので、外向型HSPは少数派ということになりそうです。

内向型ってそもそも・・・

”内向型”は一般的にひとの性格をあらわす言葉として使われますが、もともとは
心理学用語です。

20世紀を代表する心理学者のひとりであるカール・ユングが、彼の著書である
「タイプ論」のなかで書いたふたつの性格態度に関する言葉なのです。

そのふたつが”内向型”と”外向型”です。

そこでは内気で閉鎖的な性格を”内向型”と呼んでいるようですが、今日においては性格に関する問題だけでなく内向的かどうかは生まれ持ったものという考えがあり、それにもとづいた研究もあります。

このサイトでは管理人の実感をもとに記事を作成しているところがあり、また内向的かどうかは生まれ持った気質によることを前提にしています。

(心理学の研究についてはいろいろなものがあるので、この前提がすべてではないと思います。ご関心がおありでしたら調べてみてください。)

疲労回復対策=趣味

内向型は外からの刺激により疲れやすい気質です。
そういうことを疲れやすい体質としてとらえ対策を講じる方も少なくないのでないでしょうか。

脳内におけるより多くの血流が疲労感につながるようなので、刺激をシャットダウンすることで多少は回復すると思われるのですが、この疲れた体をどう回復させるのかについて考えてしまうのはもっともなことでもあります。

そして、そういう疲労感の回復を目指した行為は趣味にも通ずると思います。

ツボやアロマなどは必要な知識も多いですし、食事にも気をつけ出すとさらに勉強が必要です。

疲労に聞く食材などを探し求め、出かけることもあるでしょう。

そういうことから得た知識などを無理強いされると周囲は困惑するので注意が必要ですが、疲労回復のために情報収集して行動を起こし実践するのは達成感もあり楽しいと思います。

これはりっぱな趣味です。

とりあえず笑って!

表情筋は脳に影響を及ぼしているそうです。
表情筋を動かすと脳が活性化すると言われているらしく、そういうこともあってか落ち込んだ時に無理しても笑顔をつくろうなどというアドバイスが生まれているようです。

ですが、落ち込んでしまって泣いても笑っても気分が晴れない時はあります。

内向型は問題を内在化したがる気質と言われています。
落ち込んだりすると、問題は自分の中にあるとみなしたり、原因を内面に探ったりする傾向にあるようです。

落ち込んでいろいろと考えてしまうのは仕方がありません。
でもそこから這い上がる努力も必要です。
その努力とは表情筋を動かして脳を活性化させることなんだと、まず笑ってみるというのはどうでしょうか。

ただ笑うもよし、コメディーを見るもよし、漫画でも映画でも構いません。
とりあえず笑ってみれば見えてくるものがあるかも。

自己アピールなんて

これは仮説ですが、内向型は自己アピールが苦手ではないかという気がします。

極端な言い方をすると内向型にとって事実や真実は自分の内面世界にあり、外の世界にはありません。

そうなると自分が優秀だとか誠実だとかは自分の内面においてはゆるぎない真実であり、火を見るより明らかな事実なので、それをわざわざ言葉にして説明するなんていうことに重要な意味を見出せないのです。

ですが就職やあらゆる面接においては、初対面である相手を説得し納得してもらわなければなりません。
そのために、自己アピールなんてやってられないと思いつつもやるしかないのです。

就職活動のときには自己アピールなんて・・・と思っていましたが、面接官を説得すると思えばできたかもしれない、などと今は考えてしまいます。

内向するかっこうのネタ「失敗」

内向型が平穏無事に毎日を送るのならば、おとなしくしているのが一番です。
でも、実際にはひとと交流することは避けられないものですし、そうすると消耗してすぐに疲れてしまいます。

疲れているのにひとと交流し続けると、余計なことを話してしまったり、失言したり、失敗の元になります。

だけど失敗にもメリットがあります。
内向するかっこうのネタが手に入るからです。

失敗すると、原因を考えたくなります。
原因がわかったら改善したくなります。
改善策を実行するにはどうすれば良いのかまた考えます。

内向することでエネルギーを得やすい内向型には見方によれば失敗もエネルギーのもとなのです。

取り返しのつかない失敗もこの世にはありますが、取り返しがつかない大きな失敗を避けるために小さな失敗をこつこつ積み重ねることも大事ではないでしょうか。

とは言え失敗しっぱなしだと信用を失うので、そこは要注意です。

心理学用語のHSP

内向型と外向型との違いは、情報をや刺激をどう取り込むか、どう処理するかというものだそうです。なので、刺激を受けた際に脳内により多く血流のある場所が内向型と外向型では異なるという研究結果もあるそう。

HSP(ハイリーセンシティブパーソンの略)は内向型にも外向型にも当てはまりうるもので、より敏感で繊細なひとという意味の心理学用語です。

HSPかどうかの診断は自分自身が敏感な人間と感じているかどうかによる部分があるようです。内向型かどうかの診断も、脳内の血流を調べるわけもいきませんから、いずれにせよ自己申告や自己診断によるものとなってしまいます。

HSPかどうかの診断は、騒音や匂い、振動に敏感だとか、物事に深く感動するかなどのものです。
あくまで心理学用語であり病名などではないので、ご心配なさいませんように。

他人の反応に敏感になろう

内向型はつい自分で考えたことのみを真実としてしまう傾向があると思います。
その結果、客観的視点がすっぽり抜け落ちてしまうことがあります。

それに対して誰も指摘してくれなかったり相手のけげんそうな表情に気がつかなかったら、永遠に客観的視点を落としたままになってしまいます。

そういうことは出来るだけ避けたいという場合は、指摘してもらえるように普段から気をつけて、相手の表情に敏感になるほかありません。

指摘してもらえるようになるのは、かなりハードルが高いです。まず指摘はしてもらえない、指摘してもらったらラッキーくらいに思ってください。

となればキーポイントは相手の表情、そのほか素直な反応です。
うなられる、眉をひそめられる、目をそらされる、最悪の場合は無視、など。

観察眼をやしなうつもりでよく見て、なぜそんな反応なのかをよく考えてみましょう。