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敏感さを利用しない手はない

繊細、敏感、考えすぎ、神経質。

どれも精神病理と結びつけられやすいことで、まったく良い事とは思えません。ですが内向型がこれらに当てはめられやすいのも事実です。

もちろん、内向型だからと言ってみんなそうというわけではないでしょう。
でももしそういう傾向にあったとして、それらを利用しない手はない気もします。

繊細で敏感なら、細かいことや他人の気持ちも察しやすいはず。
考えすぎるほどに考えられるなら、いろいろなことに気がつけるはず。
神経質なら失敗を回避する手立てをみんなより先に思いつくはず。

世の中は自分が考えたり感じたことがすべてではありません。
だけど、この世の中を泳ぎきる助けやヒントにはなるはず。

休日をたのしむ

お休みの日に長く予定が入っていないとなんとなく焦ってしまうときがあります。
でも反対に、予定のない休みを楽しみにしていることもあります。

内向型は刺激的な環境だと疲れてしまいやすいので、そういう意味で社交イベントや外出が大の得意ではありません。だから予定のないお休みの日は家でのんびりすることが理想となるのも無理はない気もします。

ですがそういう内向型だから家にいるばかりというのはよくないのだとか。

社交イベントは疲れるけれど意外と社交的に振る舞える自分を発見したり、はしゃいだりするのは苦手だけどテーマパークや複合施設など騒がしい場所も嫌いじゃないなど。

そういう性格の様々な顔が、”ちょっと苦手なんだよな・・・”ということから形成されるようで、その性格の様々な顔は大事にしたほうがいいのだそうです。

家でゆっくりするのもいいけれど、行ったことのないイベントや場所へも行くと案外楽しめるかも。

ピンチのときとは

内向型は、刺激的な場所にいると消耗するということについて繰り返し書いているかと思います。

消耗すると、内向型はどういう状態になるのか?
理解しづらい方がおられるかも知れませんので、具体的に説明してみたいと思います。

たとえば飲み会などの最中。

普段あまりお話しない方とやりとりすると消耗が加速します。そういうシチュエーションになったら要注意です。

思考停止、ひとの話が頭に入ってこない、焦点がさだまらない。

無意識のうちにそういう状態になり、まるで意識不明からよみがえるように
”はっ”と気がつきます。

どのくらい自分がその状態になっていたかわかりませんが、おそらく1秒以内だと信じて何事もなかったように(たとえみんなが何の話しをしているかわからなくても)にこやかに、いかにもリアクションしているふうを装います。

大丈夫です。だれも気がつきません。でも本人としてはできれば避けたいので飲み会は苦手などということになるのです。

エネルギー貯めないと行動できない?

みなさんはエネルギー補給をどうされていますか?
週末に好きなように過ごしてストレス発散する。平日でも夜は好きなことをする。日中でもひそかにこまごまと休憩をとる。

でも常にエネルギーを貯める必要があると感じるなら、そもそも日常に必要なエネルギーが不足あるいは枯渇しているということかも知れません。

何かから抑圧されている状態だと簡単に消耗してしまいます。
逆に、自由で思い通りだとかなり動き回っても大丈夫だったりします。

たとえば自分から選びとったこと(職業や振る舞い方など)でも、実は周りの価値観に合わせていただけという場合に、結果として常に抑圧されたような状態になるということです。

ちょっとむずかしいですが・・・。

もしエネルギー不足をひんぱんに感じるようであれば、そういうことについて考えてみてください。

ひとりでご飯

ひとりで食べるより、みんなで食べるご飯のほうがおいしいらしい。

子供は、食事のマナーだとか食に関する知識なども得られるので誰かと食事するに越したことはないと思います。
もしくは一人暮らしなら、たまに誰かと食事するのは楽しいし気晴らしにもなりえます。

でも内向型にとって他人のいる食事は疲れやすいし、いろいろな刺激が多すぎて楽しいと感じないこともあります。

そもそも誰かと食事して楽しいって奇跡のような出来事である気もします。

気のおけない仲間や友人と他愛ない会話のなかでお互いの不安や心細さを交換しあって少しでも心を軽くする。

そういう楽しい食事の場が得られるように日々頑張りたいものです。

疲れる=内向型?

内向型は外からの刺激をうけて疲労しやすい気質です。

でもとにかく毎日が多忙で疲れていると、そもそも今まさに受けている刺激が多いとか少ない以前に疲労していることもありえます。

いつも忙しくてそれなりに刺激のある毎日を送っていたら、自分が様々な刺激に対してどう反応しどう疲労するか判断するのは難しくなってしまいます。

反対に時間があって自分の好きなことができるなら、情報過多で疲れたとか暇すぎて疲れたとか、自分が内向型なのか外向型なのか判断するバロメーターは得やすいでしょう。

疲れているからって内向型と考えるのは単純すぎるけれど、なんだか疲れやすいなぁと思われるのであれば、そういうバローメーターが得られそうな休息を一度とってみてください。

カフェインレスな生活

内向型がHSPとは限らないと以前書きましたが、内向型は高反応の可能性があるとも書きました。

ついでに、内向型はよいっぱりとも・・・。

HSP、高反応、よいっぱりである可能性があるならカフェインは避けたほうがより健康的な毎日を送れるかも知れません。

カフェインの覚醒作用は8時間程度つづくそうです。ということは眠る8時間以内には飲まないほうがいいということ。

おそらくその作用は個人によると思うので各々で時間を気にしながら飲んでみていただきたいのですが、とりあえずカフェインをやめても代わりに飲むものがなければなかなかやめられません。

水、麦茶、ハーブティーなど。
コーヒーや緑茶を飲んだ夜とは比べ物にならないくらいよく眠れます。

もしすんなり眠れない日があるのなら、ぜひ試してみてください。

内向的って悪いことなのか

内向的ということばは、あまりいい意味で使われていない気がします。

でも繰り返し書いている通り、内向的かどうかは気質の問題であり性格や人格の問題ではないため、良し悪しで判断できることではないのです。

人見知り、自分の世界を持っている、人嫌い、自己中心的、ひとの話を聞いていない、など。

疲れやすく敏感な傾向にある、などと言った内向型の性質を考えると、なぜそのように言われるのか心当たりがないわけではありません。

けれど外向型でも、人見知りだったり、自己中心的だったり、人の話を聞かない人はたくさんいると思います。

内向型か外向型かを知ることは自分の扱い方を知るツールでしかありません。自分や他人について丸ごと知ることができるわけではないのです。他人からどう見られるかも同じです。内向型だから悪いということは絶対にありません。ただ自分の扱い方を知り、より快適に自分らしく生きるすべを探してみてください。

喉がつまる

長い時間テレビを見たり、ネットしたりするとなんだか喉がつまる感じを覚えることがたまにあります。

ストレスによって喉がつまったように感じることを「梅核気」(リンク先はwikipedia)と呼ぶみたいです。場合によっては身体の病気もありうるようなので決めつけはよくないですが、とりあえず体に原因がないとはっきりしているのならばその可能性はあるわけです。

テレビを消したり、パソコンを閉じてもしばらくは喉がつまった感じが抜けません。

管理人の場合は背中の肩甲骨の内側あたり(風門というつぼあたり)を押すと肩がほぐれて緊張がとれ次第に喉のつまりもやわらぎます。

ほかにも、お気に入りの動画を見る、コーヒー牛乳を飲む、笑える漫画を読む等。

もし似たような感覚をお持ちであれば、かならず体の不調ではないことを確認のうえ、緊張がほぐれるような何かを探してみてください。

BCDEテスト

インターネットで内向型について調べていると「BCDEテスト」なるものに行き当たりました。(検索では植木さんという心理学者の方の記事が出ると思います。)

B:(ブラックリストタイプ)情緒不安定型の外向型→冒険家
C:(カームタイプ)情緒安定型の内向型→温厚マイペース
D:(ディレクタータイプ)情緒安定型の外向型→リーダー
E:(エキセントリックタイプ)情緒不安定型の内向型→職人肌

外向型と内向型、情緒安定型と情緒不安定型の割合はそれぞれ半々だそうです。

内向型や外向型のほかにもいろいろな資質があると知るだけで、誰かに共感を持てたり思いやりを持てるヒントになる気がします。

そのものの心理テストは見つけられなかったのですが、参考にしてみてください。