「内向型に合った暮らし方や仕事に就けばすべてうまく行く」
という希望や意見にときどき悩ませられます。
たとえば、自分が関心を持っていることに対してはここぞとばかりに集中力を発揮するので、専門的な職業についた方がいいといったようなものや、コミュニケーションはそれほど得意ではないから、たくさんのひととあまり関わりを持たないようにするなどといったものです。
内向型に関する書籍の著者などは、それらを実行したすえにそういう本を書くに至っているようで、著書のなかでそういうことを勧めていたりするのですが、みんながみんなそんなふうに思い通り生きられるわけじゃない。
そういうアドバイスはありがたい夢ではあるけれど、非現実的で単に重荷という面もあります。
自分の思うように生きるためにはどうすればいいのか考えて行動することは大事ですが、内向型と言っても人としてそれがすべてではないので、内向的であることだけを活かそうというのも極端な発想です。また、それを逆境ととらえて乗り越えようとする必要もないと思います。
こんなサイトをやっているわたしが言うのもなんですが、そういう意見に振り回されないようにしたいものです。